※アフィリエイト広告を利用しています

放置しても育つ秋から始める野菜作り!葉物から春夏収穫できるものまで

新芽の画像 育てる

秋からは栽培できる野菜が多い季節。なかにはそれほど手間をかけなくても、育ってくれる野菜があります。

ミズナやホウレンソウなどの葉物野菜は、寒くなる前に収穫。エシャレットやニンニクは冬を越して春~夏にかけて収穫しますが、冬の間はほとんど世話がありません。

では早速、秋から始める手間なし野菜の育て方を、月ごとにご紹介します。


スポンサーリンク

9月はエシャレット・ミズナが育てやすい

9月は野菜が育ちやすい気温になり、種まき・植え付けできる品種も多くあります。

エシャレットは苗から育てるのが一般的

エシャレットは苗または種球から育てる野菜で、大粒のものを選ぶと比例して大きいサイズが収穫できます。

植え付けは8月下旬頃から1ヵ月、収穫は翌年の4月頃。放置して収穫を6~7月に遅らせると『らっきょう』になります。

【エシャレットの栽培方法】

  • 小型(20~40cm)あるいは標準タイプ(60~65㎝)のプランターに、7分目まで野菜用の培養土を入れる
  • エシャロットの太いほうを下向きにし、7~8cm間隔・先端がわずかに見えるように土をかぶせる
  • たっぷり水やりし、その後も土が乾いたら水をあげる
  • 1月いっぱいは放置、その後2月頃から生育を見ながら肥料を与え、定期的に土を足していく

エシャロット栽培では、浅型のプランターは不向きです。

というのも、エシャロットは球の部分とその上の白い茎の部分を食べますね。なので栽培途中で土を足していくと、白い部分が多くなり、食べれる部分が増えます。

なので、土を足してもこぼれない程度の、深さがあるプランターを使うと良いでしょう。


ミズナは年に2回種まきできる

ミズナは春と秋に種まきできる野菜ですが、秋の方が害虫被害が少なく育てやすいです。

【水菜の栽培方法】

  • 標準サイズのプランター(60㎝程度)で、小さめ・10株程度を目安に栽培
  • プランターの8分目ほどまで、野菜用の培養土を入れる
  • 種まきする溝(5㎜)を作り、1cm間隔に種を1粒ずつまく
  • 溝の周辺の土を摘まむようにして埋め戻し
  • たっぷりの水をまき、その後も土が乾いたら水やりする
  • 葉と葉が重なり合ってきたら、1回目は2~3cm間隔に、2回目は本葉が4~5枚の時に5cm間隔に間引きする
  • 種まき後90~120日が収穫目安

『ミズナ』は名前の通り、水が大好きな野菜なので、水やりは十分に。

また、収穫の際は株を抜かず根元をハサミで切り取ると、放置しても新芽が伸びて2度目の収穫ができます。


10月はニンニク・ホウレンソウ・さやえんどう

10月は気温も涼しくなり、害虫が減って病気も出にくくなるので、野菜作りが楽になります。

残り物のニンニクでも栽培できます

料理で使い切れなかったニンニクを・・・そのままプランターに植えちゃいましょう。

【ニンニクの栽培方法】

  • プランターに6分目まで、野菜用の培養土を入れる
  • ニンニクの尖ったほうを上にして10~15cm間隔に並べ、上から土をかぶせて軽く押さえて、水をたっぷり与える
  • 芽が出るまでは、半日日陰の場所に置き、土が乾燥しないよう十分な水やりをする
  • ニンニクが発芽したら放置して乾燥気味に育て、冬の水やりは週1回ほどに
  • 春になったら週1程度、液肥を与えましょう

ニンニクの収穫適期は5月中旬~6月下旬頃ですが、3月~4月頃なら『葉ニンニク』として茎葉を収穫できます。

ですが、葉ニンニクとして利用するとニンニクとしては収穫できなくなります。


寒さに強いホウレンソウ

ほうれん草は低温に強い野菜のため、関東から西の地域では11月上旬頃まで種まきできます。

ホウレンソウの栽培方法】

  • プランターに野菜用の培養土を8分目まで入れる
  • 5~10㎜ほどの溝を作り、1cm間隔に種をまく
  • 土をかぶせたら軽く押さえておく
  • あとはたっぷりの水やりをする
  • 芽が出そろい、本葉が2~3枚になったら3cm間隔、さらに草丈が5~7cmになったら5cm間隔に間引く
  • 苗が倒れないよう土を寄せ、土が乾燥したら水やりし、週1程度液肥をあげると良いでしょう

秋に種まきしたホウレンソウは、35~50日ほどで収穫できます。

ホウレンソウの葉は、寒さに当たると地面に広がる性質があり、甘み・栄養が増し肉厚になっておいしくなります。


豆苗でも育つさやえんどう

さやえんどうは、秋に種まきして冬を越し春に収穫するため、栽培期間が長くなります。また、スーパーで買った豆苗の根元を土に植えることで、やがて伸びるツルから立派なさやえんどうを収穫することができます。

【さやえんどうの栽培方法】

  • 育苗ポットなどに種を3~4粒まき、土をかぶせて軽く押さえる
  • 発芽するまでたっぷり水やり
  • 本葉が3~4枚になったら、株間を15㎝とりプランターなどに植え替え
  • 土の表面が乾いたら水やりし、放置して越冬させる

その後暖かくなって花が咲き始めたら追肥、開花後15日ほどで収穫できます。

【スーパーで買った豆苗から】

豆苗は「えんどう豆(グリンピース)」の若菜です。なのでスーパーで買った豆苗を料理した後、そのまま土に植えると苗として育ち、春には花を咲かせます。

育て方はさやえんどうと同じで、秋に植えて越冬させるか、初春に植えると放置してもツルが伸びるようになります。

土が乾いたら水を与え、花が咲くころと実が付くころに液体肥料を与えるます。種から育てるよりも簡単なので、是非挑戦してみてください。

さやえんどうは、春先になると新芽が勢い良く伸び始めます。この新芽の先端10㎝くらいを摘み取ると”豆苗”として料理に使えます。ただし、摘み過ぎるとさやえんどうの収穫に影響します。

豆苗にも挑戦してみる?▼
楽天】豆苗のタネ 約500ml・発芽16〜17回分

11月は低温に強いコマツナとアシタバ

11月に植える野菜は、寒さや低温に強い品種を選ぶと失敗が少なくなります。

コマツナは短期間で次々収穫

コマツナは3月から12月まで種まき可能。

しかも同じ場所で何度も栽培できるので、1~2週間ずらしながら種まきすると、いつでも無駄なく収穫できます。

【コマツナの栽培方法】

  • プランターは小型サイズ(40cm)以上のもので、8分目まで野菜用の培養土を入れる
  • 土に5㎜程度の溝を作り、1cm間隔で種をまき軽く土を被せる
  • 軽く土をおさえ、乾燥しないよう水やりをする
  • 寒い季節には新聞紙などを被せると、乾燥と防寒対策になるのでおすすめ
  • 全ての芽が出揃ったら、3cm間隔に、さらに本葉が3~4枚ほどになったら5cm間隔に間引きする
  • コマツナは栽培期間が短いので、追肥を与えず放置しても大丈夫。ただし、栽培が1ヵ月を超えるときは、水やりしながら液体肥料を与えると良いでしょう

コマツナは種まきの時期によって、栽培期間が違ってきます。

  • 夏まき:25~30日
  • 春・秋まき:45~60日
  • 晩秋まき:60~100日

春まきではとう立ちするため、株ごと収穫しますが、秋まきは外側の葉から摘み取ると、長く収穫できます。

また、秋に種まきしたコマツナ、収穫が遅れ大きくなり過ぎたら、そのまま春まで放置しておくと、つぼみを『菜花』として収穫できます。

アシタバは一度植えると4~5年収穫できる

アシタバの種まき適期は、11月上旬~12月下旬まで。芽が出るまで日数がかかるので、10㎝の育苗ポットでスタートしましょう。

【明日葉の育て方】

種はまく前に一晩、水に浸けると発芽がうまくいきます。

  • 育苗ポットに8分目まで土を入れ種を5~7粒まき、ごく薄く土を被せる
  • 直射日光と乾燥を防ぐため、キッチンペーパーを被せる
  • 土が乾燥しないよう水やりし、1本に間引いて本葉が4~5枚になるまでポットで育苗する
  • 4月上旬~6月下旬ごろ、日中の気温が上がってきたら大きめのプランターや鉢1つに対して1株植えつける
  • 定植から約1か月後に肥料を与え、その後2~3週おきに追肥する

【収穫のタイミング】

アシタバは苗を植えつけてからおよそ2ヵ月後、若い葉を中心に先端から15~30cmを切り取って収穫します。成長が早いので大きくなり過ぎないよう、早めに摘み取るのがポイント。

秋まで収穫し終わった株は、そのまま残し放置して冬越しすると、また翌年の春には新芽が出て4~5年は収穫できます。

アシタバは江戸時代から滋養強壮のある薬草として使われ、根っこは朝鮮人参の代りに利用されてきました。豊富な栄養素と食物繊維、葉緑素などバランスよく含まれ、青汁の原料としても欠かせない食材です。

アシタバを収穫したら料理だけでなく、ジュースにも挑戦してみてください。

【アシタバの元気野菜ジュースの作り方・3人分】

材料:アシタバ1束、ヨーグルト200g、牛乳200㏄、バナナ1本、リンゴ1/2、ハチミツ大2、氷5個

作り方

  • アシタバを洗い軽く茹でて5cmにカット
  • バナナは4等分、リンゴは芯をとって2cmの角切りに
  • ミキサーにすべての材料を入れて、なめらかに混ざったら完成!



まとめ

『放置しても育つ秋野菜』とは言え、芽が出るまでは土が乾燥しないよう水やり必須。

また、葉物野菜は収穫までの間に2回の間引き、エシャレットは収穫の1~2か月前から、土を足してく手間があります。

栽培に野菜用の培養土を使えば、およそ1ヵ月追肥は要りませんが、成長に合わせて水やりの際、液体肥料を使うと便利ですよ。


育てる
スポンサーリンク