週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『サカモトデイズ』は、元殺し屋の主人公・坂本太郎を中心に繰り広げられるアクションコメディ。
この作品に登場する「鹿島」は、スラー派の一員で「トナカイ」の被り物が特徴的なキャラクター、「全身の70%が武器」で出来た人工骨格を持った殺し屋です。
坂本とは敵対する立場ですが、物語の中では彼の娘である花との意外なエピソードもあります。
本記事では、鹿島の被り物の秘密や、花とのエピソードについて詳しく解説していきます。
鹿島の被り物はトナカイ?
鹿島と言えば、まず目に飛び込んでくるのがその特徴的な被り物。一見すると鹿のように見えるのですが…実はトナカイです。
「鹿島」なのに、なんでトナカイなんでしょうね?
トナカイの被り物をしている理由
鹿島がトナカイの被り物をしている理由は、明確には語られていません。がその独特な外見は、彼の個性的な性格を表現し、殺し屋としての素顔を隠すという効果もあります。
また、彼の被り物は単なる装飾品ではなく、自身の内面や感情を表現することがあります。
例えば、驚いたときには被り物の耳が立ち上がり、落ち込んだときには耳が下がるなど、被り物が鹿島の感情表現の一部となることがあるんですよ。
さらに、この被り物は鹿島の戦闘スタイルにも影響を与えます。被り物の角を利用して攻撃したり、被り物を一時的に外して相手を惑わすなど、戦闘においても重要な役割を果たしています。
「鹿島」なのになぜトナカイ?
「鹿島」という名前なのに、なぜ鹿ではなくトナカイの被り物なのか?
これは作者の遊び心であると同時に、キャラクターに意外性を持たせる効果があります。鹿島自身も「トナカイさんですよ」と度々訂正しており、このギャップが彼のキャラクター性をより魅力的なものにしています。
また、鹿島という名前とトナカイの被り物のミスマッチは、彼の複雑な内面や、表と裏の顔を持つ殺し屋としての二面性を象徴しているとも取れます。
さらに、トナカイは一般的に温和なイメージですが、鹿島は危険な殺し屋。この対比も、キャラクターの魅力を高める要素の一つとなっていると思われます。
鹿島の素顔とは?
本名:鹿島(下の名前は不明)
身長:184cm
体重:300kg
全身の70%が武器でコーディネートされた改造人間であり、様々な武器を体内に仕込んでいます。(だから体重が300kgもあるのかな?)
鹿島の被り物の下の素顔は、長髪でメッシュの入った髪型をしており、手や顔はツギハギだらけ。さらに口元には「スラーに付けてもらった」という×印があり、これは彼のスラーへの忠誠心の現れと言えます。
被り物の下に隠された彼の姿は、その過去や経験を物語っています。ツギハギだらけの体は、彼が経験してきた数々の戦いや、改造人間としての苦難を示唆しています。
また、スラーへの忠誠を示す×印は、鹿島の複雑な立場を表しています。スラーに対する強い忠誠心を持ちながらも、物語が進むにつれて坂本一家との関わりの中で揺れ動く心情が描かれており、読者の共感を呼んでいます。
鹿島と坂本花とのエピソード
鹿島と坂本太郎の娘である花とのエピソードは、物語に新たな展開をもたらす要素であろ、この意外な組み合わせが生み出す化学反応は、読者を魅了します。
鹿島と花の出会い
鹿島と花の出会いは、鹿島が捕縛された後のことでした。
当初、鹿島は頑なに口を閉ざしていましたが、花と一緒に行動することで徐々に態度が変化していきます。花の無邪気さや純粋さが、殺し屋としての冷徹な面を持つ鹿島の心に何かを呼び覚ましたのかもしれません。
この出会いは、鹿島にとって大きな転機となりました。花の存在は、鹿島の中に眠っていた人間性や感情を引き出す触媒となったのです。花は鹿島の被り物を怖がることなく接し、純粋な好奇心で彼に質問を投げかけます。
この無邪気な態度が、鹿島の心の壁を少しずつ崩していったのです。特に印象的なのは、花が鹿島の被り物を「かわいい」と評したシーンです。普段は恐れられることの多い鹿島にとって、この素直な感想は新鮮な体験だったに違いありません。
鹿島が変化する?
花との交流を通じて、鹿島は徐々に変化していきます。
最初は敵対していた坂本一家に対して、少しずつ心を開いていく様子が描かれています。特に、スラーを救うことを条件に情報を提供する決意をしたことは、鹿島の大きな転換点となりました。これは、花との関わりが鹿島の価値観や行動に影響を与えたと思われます。
また鹿島の変化は、彼の言動や表情にも。
当初は無表情で冷たい態度だった鹿島が、花との交流を重ねるうちに、徐々に表情豊かになっていきます。時には困ってみたり、優しさを見せるなど…人間味のある一面が描かれるようになりました。
また、鹿島は花を通じて、自身の過去や価値観を見つめ直す機会を得ました。殺し屋として生きてきた鹿島にとって、花との交流は新たな視点を与え「悪を見過ごすこともまた悪」という彼の信念も、より深い意味を持つようになっていきます。
まとめ
今回は、『サカモトデイズ』に登場する鹿島に関してまとめてみました。
- 鹿島はスラー派の一員で「全身70%が武器」で出来た人工骨格を持つ殺し屋
- 常に「トナカイ」の被り物を付けている
- スラーに対する強い忠誠心を持つ
- 鹿島は捕縛された後に坂本の娘花と出会い徐々に変化していく
鹿島というキャラクターを通じて、人間の複雑さ・変化の可能性・純粋な心の力について考えさせら、更に今後の展開が楽しみですね。
『サカモトデイズ』は、2025年1月よりテレビアニメが放送開始していますので、是非そちらも見てみてください。