『つるなしやっこ』は、苗が成長しても側枝がほとんどなく、親づる1本が伸びるだけ。なので、枝を切ったり整える必要がなく、狭いスペースでも放任栽培できます。
しかも、雌花が連続して咲くので実になりやすく、その重量はおよそ2kg近く。1株で4~6個の収穫が見込めます。
ここでは家庭菜園向きなかぼちゃ、『つるなしやっこ』の育て方、栽培方法を分かりやすく解説します。
つるなしやっこの育て方
つるなしやっこの種まきは3~4月頃、低温では発芽しにくく、逆に遅まきになると着果しずらくなります。
種まき~収穫まで
【用意するもの】
- つるなしやっこの種
- 育苗ポット
- プランター
- 野菜用の培養土
【手順】
- 9cmの育苗ポットに種を3粒まく
※種の向きは横向き、土に寝かせるように。土の抵抗があったほうが皮がむけやすく発芽しやすい。 - 深さは種の2~3倍ほど、人差し指の第一関節くらいまでが目安に種を埋める
- 土を平らにならし、たっぷりの水を与える
- 発芽を確認し、双葉が完全に開いたら間引きし1本立ちに(種まきから7~10日ほど)
- 本葉が3~4枚ほど揃ったら植え替え(定植、種まきからおよそ25日ほど)※1
- つるが伸び雄花と雌花が咲いたら人工受粉し、10~13節に連続2果着果させるのがポイント ※2
- つるなしやっこは株元の節間が短いので、果実の成長を妨げる余分な葉は基部から取り除く
- 受粉後40~50日で完熟期を迎えて収穫
- 収穫後の実は数日~半月ほどかけて水分を飛ばすことで、でんぷんが糖に変化し美味しくなる
※1
つるなしやっこは親づる1本だけを伸ばすので、大きめのプランターに植えて支柱を立て、つるを誘引すると良いでしょう。
※2
※肥料は、着果までは控えめに、着果後は追肥が遅れないよう気をつけましょう
(肥料は多すぎると雄花が多く、少なすぎると雌花が多くなります)
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スペース(株間)の取り方
つるなしやっこ1株に対して、株間50cm・畝幅150㎝(最低限)が必要。
数株植える場合は、およそ70㎝ほどの株間をとり、畝幅を約200㎝とる
鉢植えにする場合は、容器の大きさによって株数を調整します。
【植え付け目安】
9号鉢(直径27cm)で1株、標準プランターなら2~3株、菜園プランターや発泡スチロールで4株までとします。
つるなしやっこの特徴
- 一般的なかぼちゃと違い、親づる1本で脇からのつるがほとんど伸びない
(なので放任栽培で手間がかからない) - 初期の節間が短い
- 雌花が連続して咲くので、実がなりやすい
- 株元近くで着果しやすく変形しにくい
- 見た目は「甲高へん円形」、色は濃い緑に薄い緑の模様が入る
- 果肉は濃い黄色で肉厚、粘質系
- 実の重さは約1.7~1.9kg
つるなしやっこの味

つるなしやっこは、「えびすかぼちゃ」より少し粘質系で味は濃厚。
最近のかぼちゃとしてはホクホク系が人気のようですが、しっとり系の食感が好みの方には最適で、胸やけしにくといわれます。
料理するなら、醤油・みりん・砂糖を使った煮物が一番!お好みでバターを足しても美味しいそうです(冷めてもOKなのでお弁当にもおすすめ)。
他にも「かぼちゃのマフィン」とかもいいみたい。
(詳しい作り方はこちらをどうぞ・楽天レシピより)
まとめ
つるなしやっこは親づる1本仕立てで栽培、脇から「子づる、孫づる」がほとんど伸びないので、ほぼ植えっぱなしで手間がかかりません。また株元近くにゴロゴロと実がなるので、ズッキーニに似てるともいえるでしょう。
広い畑が必要ないので、家庭菜園むきなお手軽品種。種まきからおよそ100日という、「極早生種」というのも嬉しいですね。
かぼちゃ栽培するなら、育てやすい『つるなしやっこ』で挑戦してはいかがでしょうか?
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