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ベランダ菜園で虫がつきにくい野菜と害虫から野菜を守る予防策!

新芽の画像 育てる

ベランダ菜園では、限られたスペースで野菜を育てるため、害虫被害は最小限にとどめたいですね。そのためには

  • 虫がつきにくい野菜を選んで育てる
  • 虫を寄せつけない予防策

が大切ですよ。

とはいえ、虫はどこからともなくやってくるので、完全に防ぐことはできません。それでも

、ポイントさえ押さえておけば、美味しい野菜が収穫できます。

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ベランダ菜園で虫がつきにくい野菜

「虫がつきにくい野菜」といっても、絶対ではありません。

【果菜類】
トウモロコシ
メロン
ゴーヤ
サヤインゲン
オクラ
ズッキーニ
トウガラシ
ソラマメ
落花生

【葉菜類】
レタス
ホウレンソウ
春菊
チンゲンサイ
バジル
パセリ
三つ葉
セルリー
玉ねぎ
ルッコラ
ミント

【根菜類】
さつまいも
ごぼう
人参
ラディッシュ

害虫から野菜を守る6つの予防策

①良い苗・丈夫な苗を選ぶ

丈夫な苗は、太陽の光を浴びて元気に光合成を行うことができ、葉に含まれる糖分が合成され、タンパク質やデンプン質に変わっています。害虫は、タンパク質が合成された葉が苦手なので、野菜につくことがないのです。

【丈夫な苗のチェックポイント】

  • 花や葉が変色したり、カビが生えたり、しおれてないか?
  • 節間がつまっているか?
  • 葉に食害された部分がないか?
  • 葉の表・裏に害虫がついてないか?

日当たりが良い

日当たりが良いと光合成を十分に行うことができ、その結果、丈夫な株に育って病気にかかりにくく、害虫もつきにくくなります。

③高温と乾燥対策

ハダニ類は、高温で乾燥した環境を好む習性があります。なので、梅雨明け以降は、株元に敷き藁などでマルチングをして水やりし、時々葉っぱの裏に霧状の水を勢いよくふりかけて繁殖を抑えると良いでしょう。

害虫予防の資材を使う

【銀色の光反射マルチ】
アブラムシ・コナジラミ・アザミウマ・ウリハムシなどの害虫は、キラキラ光るものを嫌がる習性があるので、飛来を防止できます。

【防虫ネット・寒冷紗】
害虫の侵入を物理的に遮断し、チョウやガの成虫の産卵を防ぎます。また、アブラムシ・ウリハムシ・キスジノミハムシの飛来を防止。

【粘着トラップ】
粘着トラップとは、アブラムシ・コナジラミ・ハモグリバエなどが黄色、アザミウマが青色など、特定の色に誘引される習性を利用したもの。色で誘引し、物理的にくっつけて初期発生を確認したり、害虫の生息数を減らしたりできます。

⑤コンパニオンプランツ

ミントやニンニク、マリーゴールドのように強い匂いを持つハーブや草花を植え、害虫を寄せつけないようにしたり、天敵を集める植物を植える(バンカープランツ)などの方法もあります。

⑥肥料に気をつける

肥料を与えすぎると、葉や茎が茂りすぎて風通しや日当たりが悪くなり、害虫が好む環境に。肥料は、必要な時期に必要な量を、過不足なく施すことを心がけましょう。

それでも害虫を見つけたら・・・

どんなに予防しても虫は寄って来るもの。害虫は見つけしだい「捕獲する」のが基本です。

アブラムシはつぶしたり、ペンキ用の刷毛でそっと落とします。アオムシ・ヨトウムシの幼虫・サナギなどは、ハシを使って取り除きましょう。

ネキリムシの幼虫は、被害を受けた株の近くの浅い土の中に隠れています。プランターの土を掘り起こして捕獲し、生息数を減らすことが大切です。

また、雑草や落ち葉は害虫が増える原因だけでなく、越冬場所にもなるので、こまめなお手入れを心がけましょう。

薬剤を使う

日ごろからどんなに防虫対策していても、害虫の繁殖は早いもの。そんな時は、手遅れになる前に薬剤で対処すると良いでしょう。

薬剤は、病害虫に対する効果だけでなく、人や自然環境・野菜に対する様々な確認試験が行われ、国の登録を受けて製造・販売されてます。

なので、法律によって安全性が確保されているため、場面に合った薬剤を選び、「ここぞ!」という時に使えます。

薬剤のラベルには、使用方法だけでなく、使える植物名・害虫名・希釈濃度・使用時期・効果・使用上の注意・保管方法など、あらゆる情報が記載されてます。

購入の際はよくラベルを確認し、症状に合ったものを選びましょう。

虫がつきにくいベランダ菜園スケジュール

野菜の中にも、「一年草」と「多年草」があります。

ベランダではスペースが限られるので、多年草ばかり育てていると、毎年どんどん数が増え込み合い、日当たりを妨げたり風通しが悪くなります。

なるべく短い期間で栽培し収穫できる一年草なら、害虫リスクを減らしタスク管理もし易くなります。

ベランダ野菜の年間スケジュール

【3~4月】
少し寒いうちに、ジャガイモの植え付けや虫がつきにくいルッコラ・レタスの種まきをはじめましょう。

【4~5月】
このころになるとホームセンターには、夏野菜のナス・キュウリ・トマト・ゴーヤの苗が並びます。苗は温室で育てられたものなので、寒気に当たると弱ることもあります。

プランターへの植え付けは、気温が上がって安定するまで、ポット苗として管理します。昼間は日光に当てて、気温が下がる夜は室内に取り込んで虫の付きにくい丈夫な株に育てましょう。

【6~7月】
梅雨の時期までは安定した気温と日照で、トマトやナスなどは順調に大きくなり、トマトは初収穫ができる頃。茎葉が大きくなると、鉢の中の水分は不足気味になってきます。梅雨に入って雨が降っても、屋根のあるベランダでは鉢に雨はかかりません。

市販の培養土で育てる場合、この時期に肥料分が不足気味になります。果菜類は実を大きくするために、たくさんに肥料が必要になるので、この時期に肥料を追加し、長い収穫を目指しましょう。

【8~9月】
大きく育ったトマトやゴーヤはそろそろ片づけ間近です。収穫があるなら、果実より下の葉を切り取り、上部の葉だけを育てるよう管理します。

8月の終わりには、人参などの根菜類の種まきがはじまるので、大きめのプランターは夏野菜を終了し、土の入れ替えをして秋冬準備に入りましょう。

【10~11月】
10月になると、キャベツ・レタス・ブロッコリーの苗が出回り、葉物野菜の種まきがはじまります。

気温も下がってくるので、夏に比べて虫もつきにくくなり、水やり回数も減って、野菜の成長も安定します。

【12~1月】
秋に撒いたほうれん草は、寒気に当たると葉が厚くなり旨味が増します。ミズナやコマツナも同様、家庭菜園ならではの味わいに。

ですが、温暖な天気が続くと、葉物野菜は「とう立ち」しやすくなるので、きちんと観察しておきましょう。

【2~3月】
収穫し残した野菜に花が咲くことがあり、そのまま種を取って次のシーズンに撒くこともできます。

あらたにベランダ栽培を始めるとき、一般的には土の入れ替えをしますが、そのまま放置しておくと、こぼれ種から発芽することもありますよ。


まとめ

ベランダ菜園では、収穫量が限られるので、出来るだけ虫がつかない野菜を選び、防虫対策して育てましょう。

野菜につく虫は茎葉を弱らせるだけでなく、病気の原因ともなるので、見つけたらすぐに駆除するのが大事。

できるだけ農薬を使わないよう、「殺虫剤入り」の液肥を使うのも一つの手段。また、苗を植え付けるときに、土に混ぜたり株元のまくタイプもあるので、使いやすいものを活用しベランダ菜園を楽しみましょう。



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