人参が「変な形で又根・かたくなる」原因と対策とは?ポイントは土・肥料・間引き・水やり

変形した人参の画像

人参栽培で、形が悪く太くならない原因はいくつかあります。

  • 肥料の与えすぎや土の中に未熟な有機物が多い
  • 生育初期の乾燥
  • 土の中に石やごみなどの障害物が含まれている

などがあげられます。

また、人参がかたくなってしまうのは水分不足。

人参の原産地はアフガニスタンで、乾燥した気候ですが、昼夜の気温差が激しく夜霧の量が多い場所。なので人参は本来、水が大好きな野菜なので、特に種まき~本葉が3枚までは湿り気が大事です。

ここでは、太くて形のいい、柔らかくてみずみずしいニンジン栽培のポイントをまとめています。

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人参が変な形・二股になる?原因と対処法

人参の生長点は、根の先端部分にあるので、うまく育てるには土中環境が大切です。

肥料やけ・有機肥料に注意

人参栽培では肥料を与えすぎると「肥料やけ」を起こし、未熟な有機物が多いと「又根」になりやすいです。

なので種まきは、元肥を含む「野菜用の培養土」や、野菜&くだもの用の肥料を混ぜ込んだ土を使い、間引きのたびに追肥を施します。また、1週間に1回のペースで野菜用の液体肥料を与えると、生育が良くなります。

生育初期は湿気が大事

人参は、水辺や湿気を好むセリ科の野菜。発芽したばかりのころは湿気がないと成長が悪くなり、うっかりすると枯れてしまったり、消えたりすることもあるので水分管理が大事です。

本葉が3枚になったら、土の表面が乾いてきたころを目安に水やりしていきます。夏場の気温が高い状態が続く水切れを起こしやすく、乾燥しすぎると根が傷み又根になりやすいので、注意が必要です。

土中の障害物は避ける

人参は「直根性の野菜」なので、土を深く耕して種まきします。5㎜のフルイを使い、深さ20㎝ほど土をふるっておけば、土の中の小石や土の塊のような固いものを取り除くことができます。

肥料も、固まっていないサラサラのボカシ肥や、草木灰などを均一に混ぜておくとよいでしょう。

はじめは競り合わせ、徐々に株間をあける

人参は込み合っているほうがよく育ちます。葉には切れ込みがあるので、込み合って隣の株と葉が重なり合っていても、互いの光合成を邪魔しません。

成長に応じて間引きし、徐々に株間を開けることで、土中で人参は太ってきます。

人参栽培では発芽がポイント、多めに種をまき、間引いた苗はサラダや天ぷらで味わいましょう。

人参には水分が不可欠

野菜の中でも人参は水が大好きなので、水分が不足すると根が生長しなくなったり、根がかたくなったりします。

土を保湿する

人参の種をまいたら、もみ殻などで土を覆って保湿し、葉が数枚出るまで不織布をかけておくとよいでしょう。発芽が揃うまでは、土が乾かないようこまめに水やりしします。

本葉が数枚出るころには根づき、多少の乾燥には耐えられるようになりますが、土が乾燥しないよう、刈草を株もとに敷いて、土の保湿をしていきます。

刈草を敷いておくことで、乾燥の後に急に水分を吸い、根がぱっくり割れてしまうトラブルも防ぐことができます。

まとめ

家庭菜園で、形がよくて太いみずみずしい人参を育てるには、適量の肥料を施し、土をよく耕して障害物を除き、土が乾燥しないように注意しましょう。

また、人参は発芽させるのが難しい野菜。そのため、よく耕した土に多めの種をまき、競り合わせて育てて、間引きするとよく育ちます。

間引きは2~3回行い、最終的に株間を10から12㎝に広げると、根が伸び伸びと肥大して柔らかい人参が採れるようになります。

人参栽培自体、それほど難しいものではありません。はじめての家庭菜園でも、十分においしい人参を収穫できますので、ぜひこの機会に挑戦してみてください。