※アフィリエイト広告を利用しています

サツマイモが根付かない?大きさが揃わない原因と対策とは?痩せた土に苗を干してから植える 

新芽の画像 育てる

サツマイモの苗は、日陰で3日ほど干してしおれかけた頃、痩せた土に植えてから踏み固めると、根付きが良くなります。

葉がしおれることで、苗に吸水力がつき根が出やすく、土をかためることで水分を吸収しやすくなるからです。また、サツマイモは肥沃な土では、ツルばかり伸びて実がつきにくくなるので、痩せた土が適しています。

サツマイモの大きさが揃わないのは、植える時期が早かったり、土に埋める節の数が少ないのが原因かもしれません。

収穫までおよそ4ヵ月、美味しいサツマイモの育て方を解説します。

スポンサーリンク

サツマイモ苗が根付かない原因と解決策

サツマイモは、養分が少ない方が育ちやすく、畝に堆肥を入れたり耕した直後に苗を植え付けると、活着が悪くなります。

原因はチッソ肥料と根出し

サツマイモは、肥沃な土地では根付きが悪く、特に化学肥料の窒素成分が多いと、根付いてもツルばかり生長し、イモが育たない「つるぼけ」を起こして収穫できないことがあります。

また、サツマイモの苗をバケツに浸し、節から根が出たものを植えると、根付きが悪くなるだけでなく、イモもたくさん採れません。できたとしても、大きなイモが少しだけになってしまいます。

解決策:苗を植えたら踏み固める

サツマイモの苗を植えるときは、フカフカの土に植えるのではなく、土を踏み固めたところに植えるか、苗を植えて土をかぶせてから踏むと根付きが良くなります。

また、サツマイモ苗は日陰で3日ほど干して、しおれかけたものを植えると、吸水力がつき活着も良くなります。



サツマイモの大きさが揃わない原因と対処法

サツマイモは、苗を植える時期の温度や植え方で、イモのつき方が違ってきます。

最近は平均気温が高くなっているので、中間地なら5月下旬~6月下旬ころに植えつけ、秋を迎えてからイモが太るよう調整すると、大きさにバラつきがなくなります。秋になる前にイモが太ると、大きくなりすぎるだけでなく、暑さで中身が黒くなってしまうこともあるからです。

またサツマイモは、苗のツルの部分にある節(葉の付け根)から、根が出るかイモになるかが決まります。なので、根出しした苗を植え付けると、大きなイモが少しできるだけになります。これは、苗を縦に挿して植えた場合も同じです。

ツルは土に対して水平にして、少なくとも4~5節が土に埋まる状態で植えつけます。こうすると、1個だけが大きくなりすぎることなく、ほどほどの大きさのイモがついてきます。

逆に、土に埋める節の数が少ないと、イモの数も減り、サイズも大きなイモがつきやすくなります。

苗を植えたあとの8月~9月頃、土の表面がひび割れしてくるところがあります。そこを狙って少し掘り、大きめのイモだけを掘りだす「間引き収穫」すると、10月の本収穫するまでにイモの巨大化を防ぎ、小さいイモを大きく育てることができます。

月の満ち欠けで…

一説によると、サツマイモは満月の頃に植えると、丸くて大きなイモがつきやすく、三日月の頃に植えると、細身のイモがつきやすいといわれます。



肥沃な土の対処法

栄養分を多く含む土は、サツマイモ栽培には向きません。

なので、サツマイモを植える前年に、一度肥料食いのトウモロコシやナスを無肥料で栽培するのがおすすめです。

また、マルチムギなどの緑肥作物を育てたり、雑草が生えても抜かずにある程度伸ばしてから刈り取るなどの方法で、残肥の量を減らすことができます。

他にも、ソバやヒマワリなどを利用し、花が咲く前に刈り取ります。刈り取った後は、堆肥や有機物マルチの材料としても使えます。

※ヒマワリは吸肥力があり、刈りやすいようミニヒマワリがおすすめですよ。

イモの形が悪くなる原因と対策

サツマイモの皮がデコボコしたり、肌が傷ついて形がいびつになるのは、土中に棲みつく「センチュウ」が原因かもしれません。

また、サツマイモの肌が荒れる要因のひとつに湿気があります。

キレイなサツマイモの育て方

まず、センチュウが原因の場合は、エンバク・ライムギ・ソルゴーなどイネ科の緑肥作物を一緒に栽培すると良いでしょう。

サツマイモを、ムギとムギの間に植えつけると、センチュウだけでなくそのほかの病虫害の予防にも役立ちます。

土に湿気が多いときは、高畝にして排水を良くしておきます。

またサツマイモは、苗を植えてから100~120日で収穫するのが一般的ですが、100~110日ころで早採りすると、肌・形の綺麗なイモになります。この時、収穫の1週間前にツルを切っておくと、養分がイモに流れて充実した実を収穫できます。

一方、120日以上たってから収穫すると、イモの形は悪くなります。が、でんぷんの量が多くなり、甘くなるうえ、耐寒性もつきます。

まとめ

サツマイモは、痩せた土地に苗を日陰で3日干してから植え、踏み固めると根付きが良くなります。

また、大きさを揃えるには、5月下旬~6月下旬に、4~5節が土に埋まるように植えつけると良いでしょう。

サツマイモ栽培は、およそ3~4ヵ月かかりますが、ほとんど手間がかからないので、ぜひ挑戦してみてください。

育てる
スポンサーリンク
ふとまログ