白菜はアブラナ科の野菜で生命力が強いため、1/4や半分にカットされた白菜でも再生(リボべジ)できます。
今回ご紹介する白菜の再生(リボべジ)は、芯の頂点部分に残った生長してない『新芽』を育てる方法で、1~2週間もすると花が開いたように、葉が育ちますが収穫は1回のみ。
2回目以降は育ちにくいのが欠点ですが、白菜の芯を捨てる前に一度、挑戦してみてください。
\こんな感じのマグカップが丁度いい/
白菜の再生(リボべジ)は『新芽』を育てるから確実&簡単
では早速、白菜の再生方法をご紹介します。(今回は1/4にカットされた白菜を使用)
【やり方】
- 芯の部分を下から5cmくらいのところまで包丁を入れ、葉を切り落とします
- 芯の頂点に『新芽』を残し、芯にキズを付けないよう残りの葉をはがしていきます
- 葉はギリギリまで切り落として大丈夫
- 栽培する芯ができたら、少し深さのある容器に挿します
- 水を5㎜程度、白菜の芯がほんの少しつかる程度入れて
- 毎日水を交換してあげましょう
季節にもよりますが、約1~2週間で『新芽』が成長し収穫できるようになります。
栽培中は、窓辺などの日当たりと風通しの良い場所がおすすめ、キッチンの近くなら水の交換も楽にできていいですね。
基本的に、白菜の再生で収穫できるのは1回のみで、その後は成長が難しくなります。
リボべジで花が咲くこともある
秋から冬に出回る白菜は、夏に栽培がはじまり約60~100日間、畑で育てられたもの。
芽が出て双葉が開き、本葉が出ると畑に移され、外葉と呼ばれる緑の葉が育ち、ようやく食べられる部分の白い葉が結球し収穫されます。
そのまま収穫されず畑に残されると、やがて『とう立ち』が起こり、つぼみをつけて2月後半から花芽をつけ、菜の花が咲きます。
再生栽培する白菜は、一度収穫された『新芽』を育てるので、季節によっては菜の花が咲くことがあります。
この花は、「菜の花」として食べることができます。
白菜が1回しか再生しないワケ
白菜の栽培では食べれない『外葉』の成長がとっても重要なんですね。
白菜はまず緑色の濃い外葉が成長し、次に食べれる白い部分の『結球部』が育ちます。この白い葉には葉緑体がないので、光合成ができません。植物は光合成できないと成長できません。
では「どうやって白菜は成長するのか?」というと、外葉の光合成するエネルギーを使っています。
白菜の再生(リボべジ)では、芯の頂点部に残った『新芽』を育てるため、外葉が成長することはまずありません。なので1回の収穫しか見込めないのです。
まとめ
白菜は生命力が強い野菜なので、カットされてても、新芽を残した芯を水に浸けておくだけで再生(リボべジ)できます。とはいえ、白菜の成長に必要な外葉がないため、収穫は1回のみです。
白菜だけでなく、切れ端から再生できる野菜はほかにもたくさんあります。例えば、しょうがやニンニク、レタスやコマツナなど。ただし、種から育てるのとは違って、再生栽培には野菜に合ったコツやポイントがあります。
再生野菜のメリットは、いつからでも楽しめる事。捨てるつもりのヘタや芯から、気楽にトライしてみるのも楽しいですよ。