アイスプラントには、疲労回復作用があるとされるリンゴ酸やクエン酸が含まれています。
この2つの成分には酸味があるため、胃腸のデリケートな方が摂りすぎると、お腹が張ったり胃が重くなったと感じることがあります。
ですが、アイスプラントを一般的なサラダやマリネなどで食べる量で、お腹を壊すことはありません。
この記事では「アイスプラントでお腹を壊すことはない」という点に関して詳しく解説します。
「アイスプラント食べるとお腹を壊す」と言われる原因は?
まずはじめに、楽天市場やamazonでアイスプラントを買って食べた人で、「お腹を壊した」というレビューは1件もありませんでした。
アイスプラントでお腹を壊すことはない
考えられる可能性としては、アイスプラントに含まれる酸味成分です。
アイスプラントは、夜間にリンゴ酸をため込む習性があり、朝イチで収穫して食べると強い酸味を感じます。さらに、疲労回復に役立つと言われる、酸味のあるクエン酸も含んでいます。
これら2つの酸味成分によって、胃腸が弱い人が食べると「胃が重い・お腹が張る」と感じるかもしれません。ですが、アイスプラントをサラダやおひたし、マリネや天ぷらで食べる量では、お腹を壊すことはありません。
また、食物繊維の取りすぎで下痢や軟便の原因になることがありますが、アイスプラントの食物繊維含有量は100g中1.1g、他の野菜と比べても特に多くはないので、お腹を壊す原因にはなりにくいです。
アイスプラントの成分
参考までに、アイスプラントの栄養素を記載します。
栄養素 | 含有量(可食部100gあたり) |
エネルギー | 10kcal |
たんぱく質 | 1.0g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 0.7g |
食物繊維(総量) | 1.1g |
ナトリウム | 341㎎ |
食塩相当量 | 0.9g |
カリウム | 239㎎ |
カルシウム | 23㎎ |
マグネシウム | 16㎎ |
リン | 45㎎ |
鉄 | 0.2㎎ |
亜鉛 | 0.4㎎ |
ビタミンA | 77μg |
ビタミンK | 81μg |
葉酸 | 31μg |
パントテン酸 | 0.63㎎ |
ビタミンC | 3㎎ |
β‐カロテン当量 | 926μg |
またアイスプラントには、血糖低下作用のあるピニトールや、中性脂肪増加の抑制作用のあるミオイノシトールなどが含まれます。
それによって、アイスプラントは「健康野菜」と呼ばれますが、1日の摂取量から考えて、大きな機能が期待できるとは考えにくいと言えます。
野菜には珍しい、貴重な栄養素を豊富に含んでいるアイスプラントですが、効果的に取り入れるならサプリメントがおすすめです。
まとめ
アイスプラントは、塩味と酸味のある野菜ですが、お腹を壊す心配はありません。シャキシャキとした歯ごたえと見た目から、生で食べるサラダに向いてます。
またアイスプラントは生産者によって、ツブリナ・プッチーナ・潮菜(シオーナ)・ソルトリーフなどのブランド名があり、微妙に塩加減に違いがあります。
栄養価も高いアイスプラント、一度味わってみてはいかがでしょうか?
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