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メロンをプランターで育てる方法とは?子ヅルを伸ばし孫ヅルに実をつける

新芽の画像 育てる

メロン栽培では、親ヅルから伸びる子ヅルを2本だけ残し、その子ヅルから伸びた孫ヅルに付いた雌花に、雄花の花粉を人工授精して実をつけさせます。つまり、1株で2個までしか収穫できません。

枝の管理や人工授粉などの管理作業が多く、病虫害に弱いことから、メロン栽培は中級者向けといえます。ですが、同じウリ科のプリンスメロンやマクワウリなら、実が小さく扱いやすいので、家庭菜園初心者でもプランター栽培が可能です。



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メロンの上手な育て方

メロンは、整枝や人工授粉などの管理が多く、病害虫も出やすいので、栽培中はこまめなお手入れが必要です。

用意するもの

  • タネ(赤肉種なら「レノン」・緑肉種なら「パンナ」・ミニメロンなら「かわい~ナ」などがおすすめ)
  • セルトレイ
  • ビニールトンネル用の資材
  • 深型プランター又は発砲スチロール箱など
  • 培養土・腐葉土・堆肥など
  • 支柱またはネット

栽培手順

  1. 4月上旬に、4×5cmセルトレイに1穴1粒ずつ種をまき、保温のためビニールトンネルをかける
  2. 発芽し茎が伸びてきたら、苗が倒れないよう仮支柱で支え、本葉3枚まで育てる
  3. 4月下旬、本葉が3枚程度になったら株間23㎝空けてプランターなどに定植。
    ※通常プランターなら2株、深型プランターなら3株植えつけ
  4. プランターの土は、かまぼこ型になるよう両サイドに溝を作るように植えつけ、5月上旬まではビニールトンネルで保温する
  5. 本葉が4~5枚になったら、主枝を摘心し子ヅルを2本だけ伸ばす
  6. 子ヅルの11~14節目から伸びた、孫ヅルの1節目に咲いた雌花に人工授粉(※1)して育てるため、子ヅルの10節目までの孫ヅルはカットしておく
  7. 受粉したら、日付をかいたラベルをつけておく(※2)
  8. その後もツルは伸ばしますが、スペースが狭いなら支柱を立て、真っすぐ上にツルを誘引する
    ※この時、果実の落下を防ぐためネットで果実をつるしておく

※1人工授粉の方法
ウリ科の野菜は、雄花と雌花が別々に咲くので、必ず人工授粉が必要です。雄花の花粉寿命は数時間しかないので、朝の10時までにその日に咲いた雄花の花粉を雌花に付け、受粉をします。雌花の最初の花が、雄花より先に咲いてしまうと受粉できないので、次に咲く雌花に受粉しましょう。

※2受粉から完熟まで
品種によって完熟までの日数が違います。ネットメロンは受粉後50~60日、マクワウリやミニメロンなどは実が小さいため、受粉後35~40日が収穫目安です。

メロン栽培のチェック項目

メロンは、他のウリ科の野菜(キュウリ・ゴーヤ・カボチャなど)に比べ、高温と日光が必要なため、日当たりの良い場所を選んで栽培しましょう。メロンだけでなく、プリンスメロンやマクワウリも栽培方法はほぼ同じです。

土とタネまき

メロン栽培では、なるべく根がたくさん晴れる度量の多い大型・深型の容器が向いてます。また、メロンの根は酸素を欲しがるため、一般的な培養土に粗目の腐葉土や良く熟した堆肥を使うとよいでしょう。

メロンは4月上旬、セルトレイに1粒ずつ種まきし、低温で生育不良にならないよう、ビニールトンネルで保温します。

4月下旬に定植しますが、高温が必要なため引き続き、5月上旬までビニールトンネルで保温。

市販苗で育てるなら、耐病性の品種で、双葉が付いてがっちりした元気の良い苗、できれば接木苗を選ぶとよいでしょう。

肥料と水やり

株を順調に成長させるため、肥料は定期的に20日ごとに3回施します。肥料の目安は1回につき、標準プランターで2株・20g、発砲スチロール箱で2株・40g、深型プランターで3株・40gです。

メロンは、根元が過湿になるとツル割れ病などにかかりやすいため、プランターの縁沿いに作った肥料用の溝に水やりして、株元への水やりは避けるようにします。

整枝と受粉

メロンの収穫に欠かせない整枝。子ヅル1本につき1果だけ人工授精させます。

  1. 親ヅルは本葉4~5枚で摘心
  2. 子ヅルは2本だけ伸ばす
  3. 子ヅルの11~15節目に咲く雌花が品質が良いため、それまでの孫ヅルの脇芽は早めにカットする
  4. 受粉させた節の孫ヅルだけは、2~3枚の葉を残してカット
  5. その後、子ヅルは25節前後で摘心しておく
  6. 着果した節から上の孫ヅルも早めに摘み取りますが、先端の1~2本は放任して伸ばす

マクワウリやプリンスメロンも、整枝の方法は同じですが、ネットメロンに比べて果実が小さいため、各子ヅルの8~13節目の孫ヅルの雌花に受粉させ、3~4個の実をつけさせます。

収穫

支柱を使ってツルを誘引してる場合は、果実が肥大してきたらネットで吊り下げて落下防止をします。

メロンは、品種ごとに完熟までの日数が違うため、受粉したら日付を記録して、ラベルなどをつけておくと取り忘れを防げます。

収穫したメロンは、3~4日常温で追熟させると甘みが増し、ヘタ部が若干柔らかくなって完熟します。

病害虫対策

メロンは、虫がつきやすく病気にもなり易い植物なので、手間がかかります。

葉の裏にはアブラムシが付きやすいため、適切や薬剤を使い、早めの予防対策が必要です。

また病気に関しては、うどん粉病やつる割れ病になり易いため、これらの病気に対して、耐病性のある品種を選びましょう。

まとめ

メロン栽培では、整枝作業と人工授精を忘れずに行う必要があります。

まず、メロンの親ヅルは本葉4~5枚で摘心し、子ヅル2本だけ伸ばし、1本に1果だけ人工授粉します。雄花の花粉寿命は数時間しかないため、確実に雌花に受粉できるよう、数株同時に栽培するとよいでしょう。

同様の栽培方法で、プリンスメロンやマクワウリも育てることができ、実が小さい分収量が多いので、家庭菜園初心者にはおすすめですよ。



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