※アフィリエイト広告を利用しています

魔女の宅急便でカラスと住む少女ウルスラの正体は?絵のモデルについても

育てる

魔女の宅急便の中で、カラスと一緒に住む少女の名前はウルスラ・18歳。

彼女は作品の中で「絵描きさん」と呼ばれ、原作にも正式な名前が出てきません。ですが「金曜ロードショー」の公式Xの中で、彼女の名前がウルスラであると明かされてます。

ウルスラは、絵描きになる夢を抱く芯の強い少女ですあり、キキが成長した姿の体現した存在です。


スポンサーリンク

魔女の宅急便のカラスと住む少女はウルスラ

ウルスラは、都会から遠く離れた森の中で、ひとりで生活しています。キキがウルスラの家を訪れた時、「またここに来てもいい?」と言うと、「夏中は居る気だから」と話していました。

作品の中でウルスラに関し多くは語られてませんが、この会話から彼女には別に住む場所があり、そこで家族と暮らしていると推測できます。

ウルスラの正体

「ウルスラ」とは、キリスト教に登場する伝説の魔女の名前と言われています。宮崎駿監督もウルスラに関して、「あの絵かきのお姉さんも魔女だと思うんですよ。」と語っています。

ウルスラが魔女の血を引いてるかどうか、明らかではありませんが、もしそうだとしたら森の中で、カラスと仲良く暮らしているのも納得できますね。

ウルスラはキキの成長した姿

「魔女の宅急便」に登場する女性は、主人公のキキが成長した姿を表しており、ウルスラもその一人。

今のウルスラは、前向きに自分の夢に向かい、寝る間も惜しんで好きな絵に没頭しますが、そこに至るまでには挫折を経験してます。

ウルスラ:「ある日全然、描けなくなっやった。描いても描いても気に入らないの。それまでの絵が誰かのマネだって分かったんだよ、どこかで見たことがるってね。自分の絵を描かななきゃって…」

キキ:「苦しかった?」

ウルスラ:「それは今も同じ。でもねその後、少し前より絵を描くってことが分かったみたい。」

ちょうどこの時、キキは空を飛べなくなって落ち込んでいたときでしたが、この会話をキッカケに、キキは飛ぶことを諦めず、しばらく休むことにします。

そして、トンボの危機を目の当たりにした時には、デッキブラシで空を飛ぶことができ、無事に助けることができましたね。ウルスラが素敵な絵を描けるようになったみたいに…

ウルスラのその後

作品の中でウルスラの登場は、この山小屋で過ごしたところで終わっています。ですが原作によると、その後もキキとの間には交流があったようです。

ある日ウルスラは、自分の描いた絵を展覧会へ出品するため、キキの宅急便を利用します。この時、大きな絵に風船を付けて運ぶ姿が話題になり、展覧会は大成功し、キキの「魔女の宅急便」も仕事が増えたとのことです。

ウルスラの声優

ウルスラの吹き替えをしているのは、キキと同じ高山みなみ。

当時はまだ新人だった高山は、先にウルスラのオーディションを受け吹き替えが決定。その後、キキのオーディションを受けると、こちらでも採用が決まったのです。そんなこともあるんですね。

高山みなみは1964年生まれ。1987年に声優デビューし、1989年「魔女の宅急便」で一人二役したことで注目され、1996年スタートの「名探偵コナン」の主人公、江戸川コナン役は彼女の代表作として有名です。

その他にも音楽ユニットを組んで、彼女はヴォーカルを担当。その曲はアニメやバラエティ番組などに数多く採用されてます。

ウルスラが描いた絵

「魔女の宅急便」の中で、ウルスラが描いたとされる絵が登場しますが、その絵にはモデルがあります。

モデルとなった絵は版画

それは、青森県八戸市立港中の美術教師・坂本小九郎氏の指導で、同学校の養護学級の生徒14人が共同制作した版画で、そのタイトルは「天馬と牛と鳥が夜空をかけていく」というもの。

実際の作品に色は使われてませんが、中央に描かれてるキキの顔以外はほぼ、モデル作品そのものです。

なぜこの版画が作品に起用されたかというと

宮崎監督の妻・珠美さんは、1950年代~80年代にかけて全国的に盛んだった版画教育をけん引していた教育者であり版画家の大田耕士さんの娘である。青森県立美術館の学芸員は、

「宮崎監督も教育版画を認知していたということで、この作品を劇中に起用することに至ったときいています」と話している。青森県は全国でも特に版画教育に力を入れていたという。

Jタウンネット

生徒が共同制作した版画は、「虹の上をとぶ船」というシリーズで、「総集編Ⅰ(4枚)」・「総集編Ⅱ(4枚)」・「完結編(1枚)」で構成されており、映画に登場するのは、「総集編Ⅱ」のうちの1作品です。

作品は、横181㎝・縦90㎝ほどの大きさで、版画のレプリカは、ジブリ美術館に展示されているとのことです。

まとめ

魔女の宅急便に登場するウルスラの正体は

  • 18歳の少女
  • 絵描きになろうと決めている
  • キキの近い未来を体現している

作品中のウルスラは、キキが成長した姿を表現しており、キキはウルスラからたくさんのことを学びました。

魔女の宅急便は、13歳のキキが成長する姿を描いた作品。ですが、パン屋のおソノさん、キキの母親コキリ、そしてケーキを焼いてくれた老婦人は、キキの未来の姿を体現しているので、この点にも注目してみてください。

育てる
スポンサーリンク
ふとまログ