2019年に公開されたアラジンの実写映画は、同名のアニメ映画を実写リメイクしたもの。最新の映像技術を使い、圧倒的なアクションシーンや華麗なダンスシーンが楽しめます。
ここでは、アラジン実写映画の登場人物やキャスト、日本語吹き替え声優などについてまとめました。
アラジン実写映画の登場人物とキャスト声優一覧
アラジン実写映画のメインキャスト、アラジンとジャスミンのオーディションは、2000人もの候補者が集まり、1年以上の期間がかかったとのこと。また、日本語吹替キャストにも注目が集まった作品です。
主人公：アラジン
キャスト：メナ・マスード
1991年エジプトに生まれカナダ育ち、大学時代に演劇を学び、俳優業は20歳からスタート。2019年まだ無名の新人俳優から、彼はアラジン役に大抜擢されました。
アラジンに出演後のメナ・マスードは、2019年カナダ映画『スキャンダル -人生のターニングポイント-』、2023年ホラー映画『The Sacrifice Game』などに出演。
日本語吹き替え：中村倫也
NHK朝ドラ『半分、青い。』で注目されるようになり、テーマ曲である「ホール・ニュー・ワールド」の歌唱力が決め手となり、オーディションを経てアラジン役を獲得。
王女：ジャスミン
キャスト：ナオミ・スコット
1993年イギリス生まれのナオミ・スコットは、母がインド系で2008年には、イギリスのディズニーチャンネルドラマ『Life Bites』に出演。
その後も、数々のドラマに出演し、「チャーリーズ・エンジェル」では主演を果たしてます。
日本語吹き替え：木下晴香
ミュージカル俳優で歌手の木下晴香、2017年にはミュージカル「ロミオ＆ジュリエット」でジュリエット役を演じ、その後も『銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠』ではメーテル役をこなす実力派。
そして「アラジン」のオーディションを経て、ジャスミン役ではじめての吹き替えに挑戦しています。
魔人：ジーニー
キャスト：ウィル・スミス
ウィル・スミスの活動初期はラッパーとして活躍、その後俳優業に転身し、数々の映画に出演。映画「メン・イン・ブラック」では主演と主題歌を担当したり、『ベスト・キッド』や『ANNIE/アニー』などではプロデューサーを務めるなど、多彩な才能を発揮しています。
日本語吹き替え：山寺宏一
ウィル・スミスの吹き替えを長く担当する山寺宏一が、今回「アラジン」でもジーニー役のボイスキャストを担当しました。
山寺宏一は、ドナルド・ダックや「かいけつゾロリ」のゾロリ役などのアニメから、ロビン・ウイリアムズやジム・キャリーなど、大物俳優の吹き替えを担当するなど、幅広い役をこなすベテランです。
国務大臣：ジャファー
キャスト：マーワン・ケンザリ
オランダ出身のマーワン・ケンザリは、2013年の映画「Wolf」で主演を演じ、その他多くの映画に出演する実力派。
日本語吹き替え：北村一輝
北村一輝は、2018年「映画プリキュアスーパースターズ」でウソバーッカ役で吹き替えを担当。2024年・4月公開予定の『陰陽師0』では、惟宗是邦役を演じることが分かっています。
侍女：ダリア
キャスト：ナシム・ペドラド
イラン生の俳優兼コメディアンのナシム・ペドラド。人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に2009年から2014年まで出演し注目されるようになりました。
その後、アニメ映画の「怪盗グルーのミニオン危機一発」で、ジリアンの吹き替えや、ドラマの原案・製作・主演を務めるなど、活躍の場を広げています。
日本語吹き替え：沢城みゆき
2011年以降の「ルパン三世」の峰不二子や、第6期「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役、アニメ「うる星やつら」ではサクラ役で出演するなど、誰もが一度は聞いたことのある声優さん。
国王：サルタン
キャスト：ナヴィド・ネガーバン
イラン出身の俳優で、2000年代から俳優を始め、数々のドラマに出演し、近年ではアニメやゲームの「バッドマン」シリーズのラーズ・アル・グールの吹き替えをしています。
日本語吹き替え：菅生隆之
アニメでは「幽遊白書」の雷禅・「NARUTO‐ナルト」の初代火影・「宇宙戦艦ヤマト2199」の二代目沖田十三役を、吹き替えではジャン・レノやウィリアム・ハートなどの吹き替え担当してます。
オウム：イアーゴ
ジャファーのしもべであるオウムのイアーゴは、CGIというコンピューター技術を用いています。
モデルとなったオウムは、メキシコや南アメリカの熱帯雨林に生息する「コンゴウインコ」のようです。
日本語吹き替え：多田野曜平
クリント・イーストウッドの2代目声優として知られており、2006年「姫様ご用心」以来、アニメの吹き替えにも多数出演されてます。
【CGI技術とは？】
Computer Generated Imagery（コンピューター ジェネレイテッド イマジェリー）の略で、映画・テレビ・コマーシャル・シミュレータで画像作成する場合に、コンピューターグラフィックスを応用する技術です。
サル：アブー
アラジンの相棒であるサルのアブーも、CGI技術によって演出・作成されてます。
モデルとなったサルは、「シロガオオマキザル」といわれており、生息地はアマゾン盆地。非常に知能が高く、素早い動きがアブーとそっくりです。
トラ：ラジャー
実写版に登場するトラのラジャーも、本物ではなくCGI による映像でした。
モデルとなったトラは、「ベンガルトラ」であると推測できます。
というのも、ベンガルトラの生息地はインドやネバール、実写映画アラジンの舞台もインドにある「アーグラ」であると言われてるからです。
アラジンの相関図
実写映画アラジンは、主人公のアラジンとヒロインのジャスミン、魔人ジーニーと、ジャスミンの父でアグラバーの国王であるサルタン、侍女のダリア、そして野心家のジャファーがおもな登場人物。関係性はとってもシンプルですね。
まとめ
実写映画アラジンのキャスティングは、1年以上の期間をかけ2000人以上の候補者の中から、メナ・マスードとナオミ・スコットが選ばれました。
また、日本語吹き替えも、オーディションを経て中村倫也と木下晴香が抜擢され注目を集めました。
映画の中では歌やアクション、豪華なパレードシーンなど見どころ満載、親子で楽しめる作品ですよ。
