ブロッコリーは、つぼみが集合した部分(花蕾)を食べる野菜で、頂点にできる花蕾を「頂花蕾」、脇枝から発生するものを「側枝花蕾」と呼びます。
そしてブロッコリーの品種は、”頂花蕾型”・”頂&側枝花蕾型”・”側枝花蕾型”の3つに分かれ、『頂・側枝花蕾型』なら、徐々にサイズは小さくなりますが3~4回は収穫できます。
ただし、1回目に収穫する茎の長さで、脇芽の数と大きさが異なるので、この点について詳しく解説します。
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ブロッコリー種・ハイツSP
ブロッコリーを繰り返し収穫する方法
ブロッコリーは、品種によって種まきの時期が違います。繰り返し収穫するなら「夏に種まき、秋~冬にかけて収穫できる」ものを選びましょう。
そして9月上旬に定植させると、1回目の収穫は11月上旬~12月下旬、2回目の収穫は2月上旬頃、3~4回目は3月上旬~4月上旬頃が目安です。
2回目以降も大きな花蕾を収穫したいとき
1回目の収穫の際、頂花蕾にたくさんの葉をつけて茎を長めにカットします。株に残った葉が少ないと、あとから出てくる脇芽も少なくなるので、その分大きめの花蕾ができるようになります。(とはいえ、1回目の収穫程の大きさには及びませんが…)
またこの時、切りすぎてしまうと脇芽が伸びず、株自体が枯れてしまうので、必ず5~6枚は葉を残すようにカットします。
その後の収穫も、茎を長めにカットすると、サイズは小さくなりますが収穫することが可能です。
2回目以降、小さな花蕾をたくさん収穫したいとき
サイズは小さくても、たくさんの花蕾を収穫し続けたい場合は、1回目の収穫の際、頂花蕾に葉を1~2枚だけつけ、茎を短めにカットします。
こうすることで株に葉がたくさん残り、その分脇芽も残るので収穫量が増えます。ただし、脇芽が多い分、一つひとつの花蕾は小さくなります。
また、小さな花蕾は開花までの日数が短いので、収穫適期も短いです。
収穫が遅れて花が咲き始めると、ブロッコリーは生育を止めてしまい、それ以降の収穫ができなくなります。なので、小さい脇芽花蕾は早めに収穫しておきましょう。
ブロッコリーの育て方
ブロッコリーの品種には、種まきから収穫までの日数によって、早生種・中生種・晩生種があります。家庭菜園では、夏に種まきして秋~冬に収穫する晩生種が作りやすいでしょう。
【準備するもの】
- ブロッコリーのタネ
- 育苗ポット
- 用量45ℓ以上、幅60㎝以上のプランター
- 野菜用培養土
- 化成肥料
- 底石用軽石
- 防虫ネットなどあると便利
【栽培手順】
- 育苗ポット中央に直径3cm、深さ1cmの穴を作り、種を均等に離して3~4粒まく
- 種が隠れる程度に土を被せ、たっぷり水やり
- 発芽したら1週間ほどで間引きして2本立ちに
- 本葉2枚になったら1本立ち
- 本葉が5~6枚になったら定植
- プランターの底に底石を敷き
- 培養土をプランターの8分目まで入れる
- 土に苗と同じくらいの穴を掘り苗を植え付け
- 株間15~20㎝あけ、3株植え
- 根元の土をおさえて、底から流れるくらいたっぷりの水をやる
- 日向から半日陰くらいの場所を選んで育てましょう
まとめ
ブロッコリー栽培で、頂花蕾と側枝花蕾どちらも収穫できる品種なら、3~4回は収穫できます。そして、1回目に収穫するときの茎の長さによって、次に収穫する数と大きさが違います。
ブロッコリーは、品種によって花蕾の付き方が違うので、いろんな種類を組み合わせて栽培するのも楽しいですよ。