どんな品種のトマトでも甘く育てるポイントは同じです。
- 水を与えすぎないこと
- 元肥に米ぬかを足す
- エダマメと一緒に育てる
- 品種選び
トマト栽培では水を与えすぎると、根が蒸し焼き状態になり甘みが出にくいことがあります。
また、土が変わるだけで敏感に反応し甘さが引き立つ品種もあるので、「元肥に米ぬかを足して枝豆と育てる」のがおすすめ。さらに、「甘い」と書かれた品種を選んで育てましょう。
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トマトを甘くするには「水やりを控え枝豆と混植する」
トマトの甘みが出ない原因として、水の与えすぎるが挙げられます。
トマトはアンデス高原が生まれ故郷なので、雨が降らない環境に適応するため、茎の表面に細かい毛が生えています。これらの毛は露を貯めて地表に落とし、吸水して適度な水分を取り入れることができます。
なので水を与えすぎると、根が蒸し焼き状態になり、甘みが出なくなることがあります。
また、トマトは砂漠に近い環境の乾燥地生まれのため、地表直下に根を水平にめぐらします。そのため、畑で栽培する場合は水はけがよくなるよう、山形の畝や高畝に植え付け、畝の下に水が流れやすい向きに刈草を敷くと良いでしょう。
また、トマトの両脇に枝豆を植えると、余分な水分を吸収しチッソを固定するため、トマトの育ちや味が良くなることがあります。
乾燥を好むトマトと水を好む枝豆の混植は相性が抜群です。
トマトの畝肩でエダマメを育てると、エダマメが水分を良く吸って、トマトが水っぽくなるのを抑えてくれるからです。
さらに、雨よけを設置しておけば、トマトの糖度をアップさせることもできます。
プランター栽培の場合
深さがある野菜用のプランターか、発泡スチロール箱を利用するのがおすすめです。
浅いプラスチック製のプランターは、外気温の影響を受け内側の土に伝えるので、極端に土壌温度が上昇します。日本の真夏では、日中は40度を超すこともあるため、プランター内部の根はほどんど蒸し風呂状態で、根の機能がうまく働かなくなります。
そこで、深さがあるプランターや発泡スチロール箱にトマトを植え、直接雨が当たらない軒下などにおいて、水やりを減らすと良いでしょう。
水やりの目安は、トマトの葉が、手のひらを上にして指を曲げたような状態が理想的。葉が水平か、手のひらが下向きな状態なら、水分が多いので水やりを控えます。
肥料と品種
トマト栽培では、元肥に米ぬかを少し足して与えましょう。目安としては、1株当たり指でつまんでパラパラと加える程度。
また、植える土に干したミカンの皮ともみ殻くん炭を入れると、トマトの苗が病気になりにくく、シーズン最後まで元気に収穫できるようになります。
トマトの品種によっては、土や肥料が変わるだけで敏感に反応し、甘くなるものもあります。水やりの量や日当たり・塩水やお酢によって甘くなるともいわれますが、まずはタネや苗に「甘い」としっかり書いてある品種を選んで試してみてください。
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まとめ
トマトを甘く育てるには、水やりを控えめにして、スペースがあるならエダマメと一緒に植えると良いでしょう。
また、植える土に干したミカンの皮ともみ殻くん炭や、米ぬかを足すと病気になりにくく、元気にシーズン最後まで甘いトマトが収穫できます。
トマトの種まきは、品種によって3月~4月。種まきに出遅れたら、ホームセンターなどで茎が太く、節間は短く葉が伸び伸びと開いてる、「甘い」品種苗を購入しましょう。
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