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ナスが硬くてまずい!茶色くなる原因と解決策は?水やり/受粉/防虫/防風に注意!

新芽の画像 育てる

ナスの実がかたくてまずくなる原因は、水不足と受粉不良の可能性があります。また、茶色いカサブタができるのは、風が吹くたびに揺れて皮にすり傷がついたり、虫がやってきて実を食害した跡かもしれません。

なので、美味しくて見た目もキレイなナスを育てるには、たっぷり水やりして、防風・防虫対策しておきましょう。

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ナスがかたくてまずくなる原因と対策

ナスは数日おきにスコールが起きるような、熱帯・亜熱帯原産の野菜。なので、こまめな水やりが必要で、水分不足になると実がかたくなります。また、収穫が遅れると味が悪くなるので注意が必要。

さらに受粉がうまくいかないと実が大きくならず、硬くなって収穫することができません。


水やりのタイミングと与え方

ナスの水やりは、朝夕、あるいは日が落ちた夕方に行います。

畑の場合、日中は株自体が弱っているので、気温が高いうちに水やりすると根腐れを起こしやすくなるので避けましょう。プランター栽培の時は、朝晩たっぷり水やりしないと柔らかいナスにはなりません。

また、品種に合った水分量を必要な分だけ与えているか確認します。例えば「水ナス」の場合、一般的なナスよりもたくさん水を必要とします。水やりは株元だけでなく、根全体が吸収できるよう、根元から離れたところにもやるとみずみずしいナスが採れますよ。

ナスの根は深さが1m、幅が2mほどまで伸びていくため、元肥は深く広くたっぷり入れ、追肥は2週間おきに薄く広く与えておくと、美味しい秋ナスが食べれます。


人工授粉で確実に収穫する

ナスがかたくなるもう1つの原因に、「単為結果」があります。

「単為結果」とは、受粉せずに実になることで、キュウリはそれでも大丈夫ですが、ナスやトマトは実が大きくならないで、かたくなり食べれません。

単為結果を防ぐには、ブラシなどを使い人工授粉させるしかありません。水やりの時に、花の様子を注意して観察し、こまめに人工授粉していきましょう。

ナスにカサブタができる原因と対処法

ナスの実にカサブタができる原因は、風と虫。ですが、しっかり対策すれば防ぐことは可能です。


風でカサブタになる?原因と対策

風が吹いたときに枝や葉でこすれてキズがつき、その部分がカサブタになります。特にヘタの部分のトゲが実に当たると、皮はすぐにキズついてしまいます。

《対策》

  • 植えつけの際は余裕をもって
  • 枝をしっかり支柱に固定する
  • 成長に合わせて枝を切り落とす

ナスを植える際、株間は80㎝ほど空け葉や枝が込み合わないようにします。

次に、支柱は垂直に1本と左右斜めに2本をクロスさせ3本仕立てにし、枝を各支柱に誘引して固定、風に揺れないようにしておきます。

さらに、ナスの株がある程度成長し実が付きだしたら、葉や枝が込み合わないよう枝をカットし、風通しよくしておきましょう。

また、風で揺れても葉が接触しないよう、実にカバーをするという手段もあります。台所で使う水切りネットやストッキングを実に被せ、葉とのこすれを防ぎます。

それでもカサブタができたときは、カサブタの下にある芯から周囲に広がり腐敗するので、早めに収穫しカサブタを削り取って料理に使うと良いでしょう。


害虫からナスを守る方法

ニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)が実を食害すると、食害痕が乾いてカサブタになります。

かじられた皮の部分からは、アクが出てまずくてなるので、早めに対策しておきましょう。

対策としてはまず、見つけ次第すぐに捕殺すること。

また、ニジュウヤホシテントウは肥料過多・肥料不足・水分不足などによるストレスで、弱ったナス株につきやすいため、健康的な株を育てましょう。接木苗を利用すると、虫がつきにくいのでおすすめです。

まとめ

ナスを美味しく育てるには、品種に合った量の水をこまめに与え人工授粉することが大切です。

また、カサブタを防ぐには風で実に傷がつかないよう、ゆったりと植え付け、支柱にしっかり固定し、成長に応じて枝をカットする必要があります。

それでもカサブタができたときは、早めに収穫してカサブタをとり除き調理すると良いでしょう。

実が成りだしたら、2週間おきに追肥を施しておくと、秋ナスまで楽しめるのでぜひ挑戦してみてください。

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