「まほあく（かつて魔法少女と悪は敵対していた。）」は、原作者である藤原ここあさんが、２０１５年３月に死去されたため、連載中だった「ガンガンJOKER」も２０１５年４月掲載分が最終回となりました。
また、単行本に関しては、「ガンガンJOKER」に未発表を収録した第３巻が、２０１６年１月に刊行され、完結となっています。
とはいえ、深森白夜とミラとの関係は、大きな進展もない状態でしたので、テレビアニメではオリジナルエピソードが展開すると予想されます。
まほあくの最終回はどうなったのか？
「まほあく（かつて魔法少女と悪は敵対していた。）」は、「月刊ガンガンJOKER」にて２０１３年１０月号～２０１５年４月号まで掲載されてましたが、２０１５年３月３１日に作者が死去されたため絶筆となりました。
その後、２０１６年４月号にて「まほあく」未掲載を収めた単行本第３巻が発売されることが発表され、同年３月に刊行され最終回を迎えることとなったのです。
最終巻には、５話（全２０話）が収録されており、最後に白夜は悪の組織に捕らえられ、監禁という名目のスィートホームで、ミラと幸せな日々を過ごします。
完結してる？
原作者である藤原心愛さんは、単行本第１巻の冒頭で「今までとは違ってかなりラフな気持ちで、ゆるく描いておりますので、ゆるく楽しんで頂けたら幸いです！」とのコメントをしています。
結果、「まほあく」は絶筆となり、完結には至りませんでした。ですが、読者一人ひとりが自分なりのラストシーンを思い描き、ゆるく楽しめばよいのではないかな？と私は思います。
アニメでの展開は？
とはいえ、２０２４年７月からはテレビアニメ「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」の放送が開始されます。
なので、テレビアニメではオリジナルエピソードが盛り込まれ完結すると思われます。
白夜とミラ、二人の結末は？
「まほあく」は、悪の組織の参謀であるミラが白夜に一目惚れ、片思いから始まり、徐々に二人は距離を縮めていきます。
いつもやさしいミラに対して、白夜も甘えたり心を許すようになり、魔法少女になったキッカケを話したり、住んでるアパートを教えて一緒に手料理の晩ご飯を食べたりするようになります。
終盤には、白夜が悪の組織に捕らえられ、誰もが近づかないであろう「危険人物だけを収容する塔」に監禁されるのですが…
そこでは、きれいな花が飾られ、ふかふかのベッドに食事とティータイム付き。まるで、ミラと白夜の新婚生活のような日々が続きます。
ハッピーエンド？
悪の組織の中には、ミラの他に６人の参謀が居ます。その中では、「ミラは、魔法少女にご執心なのでは？」との噂が流れるようになり…
それに対してミラは、「すぐに片をつけてもつまらないだろう…」と言い逃れをします。
すると、ある参謀からは「（白夜を）褒美として貰い受けたら？…捕虜の女を気に入って、私的奴隷になんて話、よくあるじゃない？」と進言されます。
この話にミラも納得！周囲に疑われるくらいなら、彼女を戦利品として貰い受けようと考え、幸せな暮らしを妄想しますが…
一方の白夜も、ミラの私的奴隷になることを、意味は取り違えてるのですが…あっさり承諾。
今まで以上に、二人の距離が近づいたような、そうでもないような…ですが、ハッピーエンドだと思いたいですね。
ヒントは原作本の３巻にあり
原作本の第３巻の最後には、藤原ここあさんが１４歳のときに投稿した作品、「Beauty and the beast」が掲載されてます。これは「第７回エニックス２１世紀マンガ大賞」で佳作を受賞したもの。
この作品の中にはミラという名前の青年（人間ではなく化物）が登場します。ヒロインはミザールという一国のヤンチャなお姫様で、この二人は最後、一緒に幸せな日々を送るというハッピーエンドなお話です。
もしかしたら、原作者の藤原ここあさんは、「Beauty and the beast」から「まほあく」のヒントを得て描いてたのかもしれません。だとすれば、白夜とミラの結末はきっと、ハッピーエンドになると思われますね。
ちなみに、「Beauty and the beast」の中では、ミラの親友としてフォーマルハウトという名前も出てきます。（まほあくの中でフォーマルハウトは、悪の組織に入ってからミラと長い付き合いのある存在です）
まとめ
まほあくの最終回に関して
- 原作者である藤原ここあさんが、２０１５年３月に死去されたため絶筆
- 連載中だった「ガンガンJOKER」２０１５年４月掲載分で最終回
- 単行本も「ガンガンJOKER」に未発表を収録した第３巻で完結
- テレビアニメではオリジナルエピソードが盛り込まれる
と思われます。
また、深森白夜と参謀ミラの結末に関して、二人の距離が近づいたものの大きな進展がない状態で完結。テレビアニメではどんな展開になるか楽しみですね。
