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ラディッシュ(二十日大根)をセルトレイで栽培すと間引きが楽になる

新芽の画像 育てる

ラディッシュ(二十日大根)は栽培日数が短いので、家庭菜園初心者にも始めやすい野菜。セルトレイを使うと、少ない土で間引きの手間も簡単です。

セルトレイにはいくつかサイズがありますが、ラディッシュ(二十日大根)の場合、25穴(1つのボックスが5cm角)を使います。このサイズなら種が混ざる心配がないので、1つのトレイで同時に数種類の野菜を育てることも可能です。

ここではラディッシュ(二十日大根)を、セルトレイ栽培する方法を分かりやすくご紹介します。

セルトレイはメーカーによって、セルトレー・セルボックス・プラグトレー

などと呼ばれることがあります。

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ラディッシュをセルトレイで栽培

【用意するもの】

  1. ラディッシュの種
  2. セルトレイ
  3. 野菜用の培養土

ラティッシュは根野菜のため、途中で植え替えが難しいので、種から栽培するのが一般的です。


①種まき

  1. 用意したセルトレイに、縁まで土を入れ平らにならす
  2. ペットボトルのフタなどを使い、土の中央に深さ約1cmほどの穴をあける
  3. 穴に2~4粒の種をまく
  4. スプーンなどを使って種に土をかぶせ、軽く手で押さえる
  5. たっぷりの水をやり、寒い時期には防寒して発芽を待つ

セルトレイは容器が柔らかいため、2枚重ねて使うと強度が高まります。

また、最終的にはセルトレイのボックス1つに1株を育てるので、種はなるべく中央に蒔くようにしましょう。

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②間引きと土寄せ

  1. ラディッシュが発芽し双葉がしっかり開いたら(種まきから約5日ほど)、ひょろひょろして成長の悪い株を間引きする
  2. 残った苗がグラつかないよう、周囲の土を寄せる
  3. さらに、ラディッシュの本葉が1~2枚に成長し(種まきから約2週間ほど)、ボックスに1株だけ残し間引きする
  4. しっかり成長するよう土寄せをする

2度目の間引きで土が足りないようなら、スプーンなどを使って土を足し、しっかり押さえつけることで、ラディッシュが育ちやすくなります。

ちなみに、間引きした苗も食べれます。(レシピは後半の記事で)


③追肥する

培養土の土に含まれる元肥は、約1か月ほどで切れてしまいます。また、セルトレイでは土が少ない分、栄養素も不足気味になることがあります。

ラディッシュの場合、約30日ほどで収穫できますが、成長が遅いときは液体肥料を与えましょう。


④収穫

土からラディッシュの赤い部分が出てきたら、収穫適期ですが、試しに1本葉をまとめて付け根を持って引き抜いてみましょう。

直径が約3cmほどに成長してたらOKサイン、収穫が遅れると実に”す”が入ったり、皮が硬くなるのでお早めに。

採れたてのラディッシュなら生で食べるサラダが1番。薄くスライスするのがテッパンですが、好みのディップで丸かじるするのもおすすめです。
また、ラディッシュの葉は柔らかくクセがないので、そのままでもお浸しやあえ物にしても食べれますよ。

ラディッシュをセルトレイ栽培するメリット

ラディッシュをセルトレイ栽培すると

  • 必要最低限の土で栽培できる
  • 間引きが簡単

などのメリットがあります。


最低限の土で栽培

どんなに小さなプランターでも、野菜を栽培するとなるとプランターいっぱいに土を入れなければなりませんね。

ラディッシュの場合、容器が小さければ収穫量が減るので、ある程度大きめのプランターが必要になり、それに比例して培養土も必要になります。

セルトレイなら、ボックスごとに土を入れていくだけなので、プランターより培養土が少なくて済みます。


間引きがラク

ラディッシュは、本葉が出てきたタイミングで1回目、本葉が2~3枚になったら2回目の間引きを行います。

この時、株間を約5cmほど空けて間引きをします。

込み合ったところで生育の悪い物、葉の形が良くないなどを見極めて、均一に5cm間隔に間引くのは、なかなか至難の業。

この点セルトレイなら、ブロックごとに4株→2株、2株→1株と半分に減らしていくだけなので、ほとんど迷うことがありません。


デメリットもある

ラディッシュ(二十日大根)栽培で、セルトレイを使う場合、25穴がちょうど良いサイズ。

ですが、1つ1つのボックスが縦・横・高さが約5cmなので、ラディッシュの収穫サイズは3cmほどが限界です。(ほぼ標準並みですが…)

なので種を選ぶときは、円筒形でセミロングタイプなラディッシュは避けた方が良いでしょう。

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セルトレイでコンパニオンプランツを

ラディッシュはアブラナ科の野菜のため、コナガやモンシロチョウの幼虫が寄生すると言われます。

なので、ラディッシュに寄生する虫が嫌う、せり科の野菜(セリやニンジン)やキク科の野菜(レタスや春菊)を一緒に植えて、コンパニオンプランツとして育てると害虫を防ぐことができます。

また、種まき・間引き・成長期間が同じ「コカブ」なども一緒に育てると、収穫が楽しくなりますよ。

間引きした苗を食べてみよう

アブラナ科の野菜(ラディッシュ・大根・カブなど)は、成長の途中で間引きが必要になりますが、この間引きした葉っぱや根っこも食べることができます。

例えばスープの具材や炒め物、塩で浅漬けにしたり、細かく刻んでかつおぶしや生姜を混ぜるだけでも十分、一品のおかずに仕上がりますよ。

ちなみに、要らないと分かっていながら最初にたくさんの種をまくのって、もったいないように思いますが…

昔からヒトが農業をしてきた経験上、一番効率が良い方法なんだそうです。ポツンと1粒の種を植えるより、周囲にたくさんの種があり仲間がいる方が発芽率がupし、結局はスペースに無駄がなくなるということです。

まとめ

セルトレイは一般的には苗づくりに使われますが、ラディッシュ(二十日大根)栽培にはちょうど良いサイズ。

他にもコカブ・葉物野菜なら収穫まで育てることが可能です。また、多肉植物を増やすときや、挿し木などにも使えます。

メーカーによってサイズもいろいろ、夏用の白いセルトレーもあり、育てる種類や季節によって試してみると良いでしょう。また受け皿を用意すれば、「数日水やり不要」になります。

始めは面倒に感じる点もありますが、使い方さえマスターすればどんどんアイディアが広がり、一度に数種類の野菜を育てることも可能なセルトレイ、ぜひ試してみてください。



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