ハリーポッターとアズカバンの囚人の冒頭、ナイトバスに乗りハリーの向かった先が「漏れ鍋」。
漏れ鍋とは、ロンドンにある魔法界では人気のパブで、上の階は宿泊施設になっています。また、漏れ鍋は学校が始まる前に、必要な学用品などが買えるダイアゴン横丁の入り口にもなっています。
ここでは漏れ鍋の場所や、ロケ地について解説します。
アズカバンの囚人:漏れ鍋とは
アズカバンの囚人の中で、ハリーがダーズリー家を飛び出し、バスに乗って向かったのが「漏れ鍋」。ハリーにとっては、何度か訪れたことのある場所でした。
場所:ダイアゴン横丁への入り口
漏れ鍋とは、マグル(人間)世界と魔法界のダイアゴン横丁をつなぐ入り口がある店で、魔法使いには店の入口が見えます。
一方、マグルの人たちには入り口を見ることができないので、なにもないかのように通り過ぎてしまう、漏れ鍋とはそんな場所です。
濡れ鍋には壁に囲まれた中庭があり、ゴミ箱の上の特定のレンガを杖で叩くと、ダイアゴン横丁に繋がります。また、怪しげな「夜の闇横丁」にも間接的に通じているのです。
店主はトム
店主はトムといい、背中の曲がったおじいさんで、歯が抜けており「くるみのような」顔をしています。
ハリーがナイトバスで到着すると、丁寧に店の2階に案内したかと思えば、乱暴にハリーを泊まる部屋に連れて行ったり…不思議なキャラの魔法使いです。
なぜ大臣のファッジが居たのか?
濡れ鍋に到着すると、なぜかそこには魔法省の大臣であるコーネリウス・ファッジがいました。
このとき魔法界では、凶悪な殺人者シリウスが脱獄し、ハリーの命を狙ってると信じられていました。そんなときにハリーが行方不明になったのですから、魔法省も必死になってハリーを探したのでしょう。そして、ハリーが行きそうな場所を想定して、漏れ鍋に居たと考えられます。
そして、ハリーが到着する5分前には、フクロウのヘドウィグが来たので、この場所に間違いないと確信したのです。
漏れ鍋のロケ地はイギリスのロンドン
映画ハリーポッターシリーズに出てくる「漏れ鍋」の撮影は、作品によってロケ地が変わっています。
アズカバンの囚人:ロンドンのバラ・マーケット
ハリーポッターとアズカバンの囚人の中で「漏れ鍋」は、ロンドンのバラ・マーケットで撮影されました。
ロンドンのバラ・マーケットは、テムズ川にかかるロンドン橋の手前、「ロンドン・ブリッジ駅」から徒歩2分のところにあります。
バラ・マーケットの外れには鉄道が走っていて、ハリーが宿泊した部屋も電車が通るたびに、建物が揺れてホコリが落ちてきてましたね。
漏れ鍋で一夜を過ごしたハリーは翌朝、窓からマーケットの様子や、電車の走り去る様子を眺めるシーンがあります。これは、実際の建物から見えた光景を撮影し合成したものといわれています。
賢者の石:ロンドンのレドンホール・マーケット
ハリーポッターシリーズの第1作目、賢者の石の漏れ鍋は、ロンドンにある「レドンホール・マーケット」がロケ地です。
ハリーとハグリッドは、ホグワーツ入学に必要な物を話しながら、レドンホール・マーケットから漏れ鍋に歩いて向かいます。
ハリー:「全部ロンドンで買えるの?」
ハグリッド:「店を知ってればな」
と言ってハグリッドが薄暗いドアに近づくと、吊り下げられた看板に「Leaky Cauldron(漏れ鍋)」の文字が浮き上がります。
レドンホール・マーケットはモニュメント駅から徒歩4分のところにあり、ロンドンでは、アーケード商店街として歴史ある場所。なので、ハリーポッターの第1作目に選ばれたのかもしれませんね。
まとめ
ハリーポッターとアズカバンの囚人に登場する漏れ鍋とは、ロンドンにある魔法界では有名なパブで、店主はトム、宿泊もできる場所です。
そして、店内を通り抜け、中庭の特定のレンガを叩くと、ダイアゴン横丁に行くことができます。
また、実際には、イギリス・ロンドンのバラ・マーケットで撮影されました。
他にもハリー・ポッターの中では、イギリスの名所で撮影されているので、楽しみに見てみてください。