介護職の面接で採用・不採用は、意外と早い段階で決める場合が多いです。会社によっては履歴書の内容を確認し、面接での第一印象や態度で判断します。
なので、面接の最中に「採用・不採用」のサインが出ることがしばしばあります。
また、面接後の合否結果は1週間程度で出るのが一般的、それ以上遅い場合はあまり良い結果に繋がらないことが多いです。
ここでは、面接のときに見られる「採用・不採用」のサインと、介護職の面接で受かるポイントをまとめています。
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介護面接で採用・不採用のサインとは?
介護の現場は人手不足で、いつでも求人がある職種ですが、誰でも採用されるわけではなく、面接の際に採用・不採用のサインが見て取れることがあります。
面接に受かる、採用サイン
ここでは、合格の可能性があるサインを紹介しますが、だからと言って必ずしも合否を見分けられるとは限りません。あくまでも参考程度に知っておいてください。
- 面接相手がたくさんメモをとる
- 突っ込んだ質問をされる
- 会話がスムーズに続く
- 面接の時間が長い
- 入職後の話題が出る
- 施設内を丁寧に案内される
【相手がメモをとる】
面接の場で、相手がこちらの話に耳を傾けいろいろとメモをとる場合、こちらに「興味を持っている」と考えられます。応募者の情報を、上司に報告したり他の人と共有するのに必要だからです。
【突っ込んだ質問】
回答するたびに「どうしてそう思う?何で?」と、繰り返し質問してくるのは、こちらに興味を持ち本質を知ろうとするからです。前職が介護の場合、「退職の理由」を聞かれることが多いので、正直に簡潔に回答できるよう準備しておきましょう。
【会話がスムーズ】
面接では基本的なマナーも見られますが、基本は会話が大切。介護の現場では、高齢の方を相手にするため、ハキハキと話せるか?声の大きさは適正か?なども見られます。会話に違和感なくスムーズに続くようなら好感度も高いと言えるでしょう。
【面接時間が長い】
採用したい・興味のある人に関しては、履歴書だけでは得られない多くの情報が欲しいもの。ついつい、いろんな質問をして「この人なら大丈夫」という確信を得ようと、面接時間が長くなるのが自然の流れといえます。
【入職後の話】
例えば、「いつから仕事に来れますか」「希望の時間やお休みの希望はありますか」など、具体的な話が出たら、ほぼ合格サインと思ってよいでしょう。
【施設内を案内される】
採用を前向きに考える場合、職場の雰囲気を確認し仕事をスムーズに始められるよう、施設を案内するのが一般的です。
「これはダメかも…」不採用のサインとは?
面接中、すでに不採用が決まっている場合などは、面接担当の様子から読み取れるサインがあります。とはいえ、絶対ではないので合否を予想する目安として据えると良いでしょう。
- 質問が少なく面接時間が短い
- 入職可能時期など聞かれない
- 次につながるような説明がない
- 施設内の見学を促されなかった
- 他にも応募者がいると言われる
【面接時間が短い】
一概に「何分なら短い」とは言えませんが、履歴書以外に質問が極端に少なく、面接時間が短いと感じるときは、不採用の可能性があるでしょう。
【入職可能時期の話がない】
介護現場は人手不足な状態で、1日でも早くスタッフを確保したいものです。面接のときに、「いつから仕事を始められますか」などの質問がなければ、あまり採用は期待できません。
【次につながる話がない】
採用を検討する人に対しては、雇用契約のために必要な書類についての説明をします。逆に、面接だけで終了した場合、不採用のサインと言えます。
【施設内の見学がない】
時には、採用担当者が多忙で、施設内を案内する時間がないだけかもしれませんが…多くの場合、採用する予定のない人に、施設内を案内することはほとんどありません。
【他にも応募者がいると言われる】
これは会社側の都合ですが…事前に不採用の理由付けとして、「他にも応募されてる人がいる」などの言葉をかけられたら、不採用のサインかもしれません。
不採用になる人の特徴
面接の際には、「この人なら安心して利用者様を任せられる」人を見極めなければなりません。なので、介護は人手不足の業界ですが、面接で落ちる人がいるのも事実、「誰でも受かる」わけではありません。
では次に、面接で落ちる人に共通する特徴について解説します。
- 身だしなみに清潔感がない
- 面接マナーが良くない
- 声が小さくて覇気がない
- 職場を転々としている
- 話が長い
- 逆質問がない
【身だしなみ】
どの職種でも、身だしなみに清潔感がないのは厳禁。声の高さや見た目など聴覚・視覚からの情報は、印象全体の93%を占めると言われます。また、第一印象は5秒以内に決まり、その印象は潜在的に2年続くとされ、身だしなみに気を配れない人は、採用されにくいといえます。
【面接マナー】
言葉遣いや、社会人としての振る舞いができてないと、マイナスの印象を与えます。特に、面接時間に遅れるなどは、決してやってはいけないマナーです。
【声に覇気がない】
声が小さいと聞き取りずらく、やる気・自信のなさを感じてしまいます。施設では高齢者の方が多いため、明るくハキハキと受け答えできない人を、積極的に採用しようとは思いません。
【職場を転々としている】
どんな理由があるにせよ、短期間で職場を替えてる人は「うちに来てもすぐに辞めてしまうだろう」と判断され、不採用になる場合が多いです。
【話が長い】
質問に対して、結論を先に伝えられず前置きが長い人は、「理解力が乏しい」と判断されてしまいます。また話が長い人は、話好きな人が多いため、職場においても良い影響がないので採用されにくいでしょう。
【逆質問がない】
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と聞かれますが、この時「何もありません」と答える人。緊張してるとはいえ逆質問しないのは、相手に興味がない・熱意がないと据えられてしまう可能性が高いです。
また、上記の特徴以外にも、小さなお子さんがいて近所に見てくれる人がいなかったり、何らかの持病があると採用されにくいです。
施設での仕事は、あらかじめシフトが決められており、突然何らかの理由で休まれては困るからです。
介護職の面接で成功するポイント
面接に落ちないよう、事前に準備できることはすべてやっておきましょう。
- 面接マナーを学習し身につける
- 予想できる質問に対する回答をいくつか準備しておく
- 履歴書は丁寧に読みやすく記入し、把握しておく
- 逆質問を1つ以上用意しておく
- 応募先のHPがあれば事前にチェックして情報収集しておく
- 面接場所近くに20~30分前に到着、5分前に訪問できるようにする
面接に関するQ&A
Q. 不採用になるマナーとは?
A. 第一印象が悪いことが挙げられます。例えば、挨拶ができない、笑顔がない、目を見て話さない、丁寧な話し方ができないなど。
また、求職活動に積極的に参加していなかったり、熱意に欠けていたりすることも不採用の理由として挙げられます。
Q. 面接でよく聞かれる質問とは?
A. 自己紹介、過去の雇用主について、自分の強みと弱み、業種を選んだ理由、趣味や感心のあることなどがあります。
面接官が知りたいのは、応募者の人物像や職務経験、志望動機などのため、面接前には、あらゆる質問に関する答えを準備しておくとよいでしょう。
Q.履歴書の書き方について教えてください。
A.履歴書の書き方は、自分の情報を正確に記入すること、職務経歴やスキルを具体的に記載すること、自己PRを簡潔にまとめること、などがあります。また、履歴書は企業に応じて書式が異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。
Q.面接の前に準備することは何ですか?
A.面接前に準備することは、求人内容の詳細を再確認する、面接を受ける理由と適性を考える、企業や仕事内容について研究する、面接でよく聞かれる質問への答えを考える、発生や立ち振る舞いをよくする練習をする、面接官に効く質問を準備する、模擬面接を行う、履歴書のコピーを用意するなどがあります。
また、面接前にはしっかりと睡眠をとり、朝食を食べることも大切です。以上のような準備をしておくことで、面接での地震に繋がります。
Q.どうやって自己紹介すればいいですか?
A.自己紹介は、自分の名前、出身地、学歴、職歴、趣味や特技などを簡潔に紹介することが一般的です。
また、自己紹介は面接官に自分の印象を与える大切な場面でもあります。自己紹介は緊張している場合でも、明るく元気よく話すこと、そして短くまとめて伝えることが大切です。
Q.志望動機はどうやって考えますか?
A.志望動機は、自分が応募した企業や職種に対してどのような魅力を感じたか、どのような理由で応募したかを伝えることが大切です。
また、自分がどのような人物で、どのようなスキルを持っていいるかをアピールすることも大切な要素です。
Q.面接での緊張を和らげる方法について教えてください。
A.面接で緊張を和らげる方法としては、事前に面接場所を確認する、面接前にリラックスする、ポジティブな考え方をする、などがあります。
また、面接官との会話を楽しむことも大切です。
まとめ
介護職の面接では、案外早い段階で採用・不採用が決まるものです。
履歴書を見ただけ、あるいは第一印象で判断されることもあり、そのため面接のときに採用・不採用のサインが出やすいのです。
とはいえ、面接する側にとっては、早く仕事を決めたいもの。
最終的に、自分に合った施設に巡り合えばよいワケですから、一か所に固執することなく、いくつかの面接を申し込んでいきましょう。
「何ヶ所も面接するのは気が引ける…」と感じるかもしれませんが、そんな心配はいりません。
むしろ、面接する側だって何人もの人と面接をし、時には採用を保留にして「この人がダメだったらこっちの人」と言った、保険をかける場合もあります。
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