疲労回復に役立つ野菜として、にんにく・ネギ・長芋などが代表的。
スーパーでは1年中見かける食材ですが、旬の時期には栄養成分も高く、流通量が増えることで安価になるので、体と財布にも優しくなります。
ですが疲れは、日々の生活の積み重ねによってあらわれるもの。特定のものを食べて一瞬で解消することはありません。
とはいえ、少々時間はかかるものの、旬の時期に旬の野菜を食べることで、疲れ知らずの体質に変えことは可能です。
では、季節ごとに何を食べたら良いか?ランキングでご紹介します。
採れたて野菜がすぐに使える
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春は消化吸収を高めるアスパラ
春は温暖で過ごしやすい季節ですが、アレルギーや急な発熱・のぼせ・頭痛などの症状が現れやすくなります。
また、ストレスを感じやすく自律神経のバランスが崩れると、食欲が落ちて疲れも貯まりやすいため、消化吸収を高める食材を意識的に摂り入れましょう。
春の旬野菜おすすめランキング
- アスパラガス
- キャベツ
- セロリ
【アスパラガスの働き】
- 疲労回復を促す
- 体の熱を冷まし、口の渇きと喉をやわらげる
- 利水の働きがあることから、むくみをとり、膀胱炎や排尿以上の不調に良いとされる
- 免疫力の向上
- 血中脂質の抑制
- 血圧降下作用が期待される
【キャベツの働き】
- 胃腸の粘膜を再生し、五臓を補う働き
- 食欲不振、胃のもたれ、胃痛、お腹のはり、消化器系の潰瘍にも有効とされる
【セロリの働き】
- 独特の苦みと香りが精神を安定させる
- ストレス性の頭痛やめまい、のぼせ、不眠、目のかすみや充血
- 血圧を下げけいれんを鎮める働き
- 利尿や解毒作用も期待できる
疲労回復に役立つその他の春野菜には、菜の花・たけのこ・ミント・パクチーなどがあります。
夏は疲労回復と免疫力アップするにんにく
気温が高くなり始めると体に熱がこもり、動悸、めまい、不眠、精神不安定などの不調が現れ、汗をかくことで、体がだるくなりやすい季節です。
また、湿度も上昇し余分な水分が排出されず体にたまると、下半身がむくみ疲れやすくなります。
夏の不調は秋の不調の引き金にもなるため、夏野菜からパワーをもらい、季節を乗り切りましょう。
夏の旬野菜おすすめランキング
- ニンニク
- ゴーヤ
- 枝豆
【ニンニクの働き】
- 胃腸を丈夫にし、体の内側から温める働きによって、冷えによる不調、疲労回復、強壮・免疫力アップに効果的
- 抗菌作用があるため食中毒の予防にも役立つ
【ゴーヤの働き】
- 暑気あたりを解消し、夏バテ予防におすすめ
- ゴーヤの苦みには、デトックスや、夏の暑さからくるイライラを鎮める
- 目の充血、口内炎、吹き出物、急な下痢にも有効的
【枝豆の働き】
- 胃腸を健康にし水のめぐりを良くする
- 便秘の解消、高血圧や肝炎予防にも有効的
- 夏の暑さで疲れた体を癒し、美肌効果も期待できる
夏の疲労回復には他にも、余分な熱を取り除くレタスやトマト、水のめぐりを良くするキュウリやなす、消化吸収力をアップさせるトウモロコシなどもおすすめですよ。
秋は滋養強壮にやまのいも
暑い夏が去り空気が乾燥してくると、人の体も乾燥してきて、呼吸器系のトラブルが起こりがちな季節です。
また、乾燥した空気を口や鼻から吸い込み肺が潤いを失うと、肌トラブルや便秘の原因にもなると言われます。
夏の疲れも残る季節、白い食材で体の内側から潤し免疫力を高めましょう。
秋の旬野菜おすすめランキング
- やまのいも
- たまねぎ
- れんこん
【やまのいもの働き】
- 胃腸、肺、腎の機能を高め疲労回復に役立つ
- 食欲不振や慢性の下痢
- 頻尿や糖尿病などの生活習慣病予防にも有効的
- 滋養強壮やアンチエイジングにも
【たまねぎの働き】
- 甘み成分は滋養強壮に、辛み成分が気血のめぐりを良くする
- 胃の調子を整え胃もたれやお腹のはりを解消
- 血栓の予防やむくみの解消
- 強い抗酸化作用がある
【れんこんの働き】
- 肺を潤し体の渇きを止めることから、のどや気管支の不調に効果的
- 鼻血、下血、不正出血などの止血作用
- 胃潰瘍や痔などによる貧血にも有効的
さらに、さつまいも・ごぼう・じゃが芋には、胃腸の働きを整え夏の疲れを癒す効果が、白きくらげには体を潤す効果が期待できます。
冬は免疫力を高める長ネギ
冬は寒さによって体が縮こまり、血の巡りが悪くなって、体のすみずみまで栄養や熱が行きわたらないず、末端の冷えや乾燥、肩こりや関節痛など節々に痛みがでる季節。
この季節に無理をすると、難聴・耳鳴り・白髪などの老化が進んでしまうため、春に備えて体をいたわる食材を選びましょう。
冬の旬野菜おすすめランキング
- 長ネギ
- ほうれんそう
- かぶ
【長ネギの働き】
- 緑の部分にはカロテンや鉄分の含有量が豊富で、疲労回復に役立つ
- 白い部分には、寒気を伴う風邪の初期症状に良いとされる
- 体を温め冷えによる腹痛・下痢・鼻づまりにも効果的
【ほうれんそうの働き】
- 血を補い体を潤す働きがあるため、貧血や乾燥対策、ドライアイにも効果的
- 慢性の便秘
- 二日酔いの解消にも良いとされる
【かぶの働き】
- 五臓の働きをよくするため、常食すると体が丈夫になるといわれる
- 消化不良や便秘に効果的
- 炎症を鎮める作用があり、熱をもった腫れ物や吹き出物などにも良いとされる
また、冬野菜の代表的な白菜は、体の乾燥に役立つとされています。
疲労回復にはバランスの良い食事が大事
私たちの体は、膨大な数の細胞が集まって構成されており、その細胞の原料となるのが口から入った食べ物。それらは消化吸収され、体のすみずみに行きわたり、細胞として日々入れ替わります。
つまり、食べることは体を作ることであり、食べ物によって人の体や心の調子に、大きな影響を与えます。そのため日々、野菜・肉・魚・穀類などバランスの良い食事が大前提。
では、「何を食べたらよいか?」
疲労回復に必要な栄養素ごとに、具体的な食材をご紹介します。
疲労回復に役立つ6つの栄養素
- ビタミンC
- ビタミンB群
- 鉄分
- 亜鉛
- ビタミンE
- グルタミン
【ビタミンC】
ビタミンCは、副腎で作られるホルモン合成に欠かせない栄養素のため、慢性疲労を感じる人は意識的に摂取すると良いでしょう。また、ビタミンCには活性酸素を除去したり、コラーゲンの合成や、抗ストレス作用もあります。
<食材>
パプリカ・菜の花・ミニトマト・カボチャ・さつまいも・モロヘイヤ・ブロッコリー・カリフラワーなど
【ビタミンB群】
ビタミンB群には8種類ありますが、その1つパントテン酸(ビタミンB5)は、エネルギー変換に関わるため、不足すると疲れやすくなります。他にもビタミンB群には、脳の情報伝達やタンパク質・脂質・糖質の代謝に関わり、不眠を防ぐ働きがあります。
<食材>
牛・豚・鶏レバー・うなぎ・マグロ・カツオ・サンマ・サバ・ししゃも・たらこ・さつまいも・納豆・モロヘイヤ・アボカド・エリンギ・卵黄・牛乳・ヨーグルト・ピスタチオ・カボチャ・豆類など
【鉄分】
鉄分は、副腎ホルモンであるアドレナリンの合成に関わる栄養素。また、鉄分が不足すると赤血球の数が減り、酸素の運搬がうまくいかなくなる・動悸や息切れ・全身倦怠感・頭痛・肩こり・冷え・めまい・立ちくらみなどの症状も引き起こします。
<食材>
牛・豚・鶏レバー・カツオ・マグロ・サバ・イワシ・ホウレンソウ・コマツナ・がんもどき・豆腐・そら豆・大根の葉・さつまいも・切り干し大根など
【亜鉛】
亜鉛は、直接副腎には作用しませんが、その働きをサポートする栄養素。亜鉛にはインスリン分泌を整える働きがあり、不足することなく補うことで、副腎の負担を軽くし疲労を引き起こす予防になります。
<食材>
牡蠣・牛肉・コンビーフ・羊肉・レバー・うなぎ・サバ・漁り・カマンベールチーズ・バメルサンチーズ・カシューナッツ・アーモンド・煮干し・スルメなど
【ビタミンE】
ビタミンEは自分自身が酸化することで、細胞を守り、ビタミンCが酸化したビタミンEを還元し、ビタミンEをリサイクルして、疲労対策に役立ちます。また、血行を促進したり、ホルモンを活性化する作用もあります。
<食材>
アーモンド・アボカド・ヘーゼルナッツ・落花生・うなぎ・カボチャ・さつまいも・キウイ・豆乳・ツナ缶・浜地・イクラ・甘エビ・ぶりなど
【グルタミン】
グルタミンは、食事で摂取しなくても体内で合成されるアミノ酸の一種。ですが、ストレスや食欲不振になると、ストックされたグルタミンは放出されてしまうため、不足しないよう、食材やサプリメントで効率よくで摂取しておくと良いでしょう。
<食材>
大豆・肉類・魚類・卵・チーズ・ホルモン・ナッツ・海藻・トマトなど
まとめ
日々の疲れを軽減させるには、バランスの良い食事が大切ですが、野菜に関しては「旬」を意識して摂り入れると良いでしょう。
とはいえ、「これで疲れがすぐにとれる」といった、魔法のような食べ物・飲み物はありません。一時的に疲れが回復しても、根本的な解決策とは言えませんね。
疲れは疲労の蓄積ではなく、脳や体を動かすエネルギーが不足している状態。なので、エネルギーを効率よく作り出せる体になることが、疲労改善の近道です。
そのためにも、疲労回復に役立つ食材を積極的に取り入れる食生活が大事。
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