鬼殺隊に入ると、隊士一人ひとりに隊服が支給されます。これは高い機能性を持つ揃いの仕立てになってますが、柱によっては個性的なデザインも許されるようですね。
隊服は特別な繊維で仕立てられているので、通気性がよく、濡れにくく燃えにくい構造、下級の鬼の攻撃に耐えられる強度を備えています。
また、基本的には男女ともに同じ種類ですが、「縫製係の前田」という隊員の趣味によって、女性隊員にはスカートを履かせようとしています。
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鬼殺隊・隊服の構造と種類
入隊時に支給される隊服は、身体を守るために特別な繊維で丈夫に仕立てられており、人によって生地の色が違います。
また、隊服のデザインは基本的に男女同じですが、縫製係の趣味嗜好によって、女性用にスカートやキュロットの種類があるようです。
隊服の構造
「通気性は良いが、濡れにくく燃えにくい。雑魚鬼の爪や牙では、この隊服を裂くことすらできない」(コミックス本文より)
濡れにくく燃えにくいのは、鬼の毒や血を浴びないためと考えられ、隊服は一人ひとりのサイズを測り、体に合わせて作られる、いわばオーダーメイドです。
隊服の種類
鬼殺隊が着用する隊服の基本は
- 上衣は詰め襟
- 下衣は袴の一種の裁付(たっつけ)
- 膝から下は脚絆(きゃはん)あるいは巻ゲートル
- 隊服の色は黒・紺・茶など
- 上衣はインして白ベルト
- 上衣の下に白シャツ
- 足元は足袋に草鞋
という、和洋折衷的な組み合わせ。ですが、甘露寺や栗花落は丈の短いスカートやキュロットを履いてますね。本来は隊士の体を保護する役目の隊服、露出が多いのは本末転倒と思われますが…
また、隊服の上に着ている羽織は、自前のものを着用していると思われ、機能性はないものの、キャラの特徴を際立たせる役割があるといえます。
では次に、柱たちの隊服姿を見ていきましょう。
冨岡義勇の隊服姿
隊服の着こなしは基本型。
冨岡の羽織は、半分は錆兎の形見・もう半分は姉である蔦子の形見の着物。どちらも、冨岡にとって命を助けられた人物と言えます。ちなみに、錆兎の着物は鬼に殺されたお父さんの形見でした。
煉獄杏寿郎の隊服姿
煉獄も基本的なルールに則った服装をしていますね。
煉獄の羽織には「白地に炎の柄」が施されており、炎柱をイメージしたオリジナルの柄で、一般的に見られるものではありません。
伊黒小芭内の隊服姿
伊黒の隊服も基本的なもの。
隊服の上に着用してる羽織は、白と黒のボーダーですが、デジタル版ジャンプの初期は薄紫と黒であったとされます。
胡蝶しのぶの隊服姿
彼女の隊服姿も基本型。
はじめて支給された隊服は、胸元が開いていたので難色を示し、縫製係の眼の前で油をかけて燃やしたそうです。
胡蝶の羽織は、花の呼吸を操る4歳年上の姉・胡蝶カナエの形見。
宇髄天元の隊服姿
基本の隊服から大きく逸脱している宇髄天元。
本来長袖の詰襟は半袖に、下に着るはずのシャツも着てない模様。脚絆も派手な赤色で、装飾品をつけてるのも宇髄だけです。
悲鳴嶼行冥の隊服姿
悲鳴嶼は、柱のなかでも重要な立場でありながら、隊服姿は模範的ではありませんね。
彼は、紫色の僧衣の上から開襟の隊服を着用し、その上には「南無阿弥陀仏」の文字が染め抜かれた羽織を着用しています。しかも足袋を履かずに裸足・・・
時透無一郎の隊服姿
時透の隊服は、袖の袂(たもと)は長く、下衣は丈の長い袴のようです。
彼の大きめな服は、手の長さや向き・膝の位置など、体のラインが分かりづらくするためで、間合いや次の動作を敵に悟られないようにする意図があります。
不死川実弥の隊服姿
不死川の隊服姿も規格外。
下にシャツも着ず、ボタンは1番下にしか付いてないし、脚絆もベルト式。羽織の「殺」と入れてるのは、「鬼は皆殺し」という気持ちの表れなんだそうですよ。
甘露寺蜜璃の隊服姿
甘露寺の隊服も規格外ですが、これは本意からではありませんね。
白シャツは着ているものの、大胆に胸が大きく開いて、下衣はミニスカート。足元は、伊黒からプレゼントされたニーハイの靴下を履いてます。
さすがの甘露寺もこの隊服に疑問を持ったようですが、縫製係から「女性の隊服はこんなもの」と押し切られてしまいました。その後、胡蝶と会って、自分が騙されたことに気づいたようです。
その張本人が、縫製係の「前田まさお」という人物です。
鬼殺隊服を作る縫製係とは?
鬼殺隊組織の中には、鬼を退治する「前線部隊」と、それを「後方支援」する人々がいます。
隊服を作るのは、「後方支援」に属する”隠”、さらにその中の縫製係が担当。彼らは、新しく鬼殺隊に入隊する隊士に対して、一人ひとりのサイズを測って隊服を仕上げたり、既存の隊士たちの隊服を修復することもあります。
ときには、女性隊員に特別なデザインの隊服を作ることもあるようですね。
前田まさおとは?
縫製係の一員で、女性隊員に独断でアレンジを加えた張本人。
甘露寺蜜璃には、露出の多い隊服を作り着せることに成功、一方、胡蝶しのぶには拒絶され、隊服を目の前で油をかけて燃やされた経験があります。
この経験があってか、栗花落カナヲの隊服に関しては、少しずつスカート(キュロット?)の丈を短くし、自分好みに仕込んでいく作戦にでて、見事成功させるという執念深い性格のようです。
そのため、隊の中では「ゲスメガネ」というアダ名をつけられるほどの人物。
また前田は、女性隊士に対しセクハラしてる場面を不死川実弥に目撃され、怒鳴られたことから、風柱が苦手なようです。
隠とは?
鬼殺隊の「後方支援」に属し、戦闘の事後処理するなど、隊士を多方面から援助する人々です。ときには、「刀鍛冶の里」への道案内をすることもある。
そして「隠」になる人は、剣士に不向きな者がなる場合が多いようですが、鬼殺隊にとって重要であり重宝される部隊といえます。
まとめ
鬼殺隊の隊士が着ている隊服は
- 高い機能性をもつ素材でつくられている
- 隊服の着方に関して一応のルールはあるが、柱クラスや縫製係の好みで変更されることがある
- 特に縫製係の前田という人物は、女性隊員に露出の多い隊服を着せることに躍起になっている
- 縫製係は高い技術をもって隊服を作り、鬼殺隊の中でも重宝される部隊であると予想される
おもな登場人物は、個性的な羽織を着ているので、そちらばかりに目がいってしまいますが、その下に着用する隊服にも注目して見ると楽しいですよ。
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