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親の下の世話ができないのは薄情か?家族でも抵抗あるのは自然なことです

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「親の下の世話ができない」と感じるのは、自然な感情で、自分を責める必要はありません。ですが、在宅介護するなら、排泄ケアは避けられないのも事実です。

ここでは、「親の下の世話ができない」という不安や自分の感情に対して、どう対処したら良いかを解説します。

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親の下の世話ができないのは自然な感情

「母の下の世話をすることに抵抗感を持つ自分に罪悪感があります。
どうしても下のお世話に抵抗があり自分の薄情さと不甲斐なさに潰されそうです。母の下半身を見たくない(女同士なのに)という心理的なものと多少潔癖気味な部分からの汚物に対する嫌悪感から来ていると思います。
母が大好きなのに…なんて薄情なんだろうと自分でもショックを受けました。」
(安心介護Q&Aより抜粋)

上記のように、実の母親と娘の間柄でも「下の世話」に抵抗を感じることがあり、多くの人が同様の悩みを抱えています。

排泄ケアは、デリケートな問題で、体力的・精神的な負担も大きいと想像でき、始まる前から不安を感じることでしょう。まと、そんな自分を「薄情な人間」と思ってしまうかもしれません。

では、上記の相談に対してどんな回答があったでしょうか?意見は2つに分かれます。

慣れるかどうか?

まずは「慣れ」です。

  • 「人間ですから苦手な部分もあります。ただ、在宅介護するうえで、排泄介護は避けて通れない道です。絶対とは言えませんが、少しずつ慣れると良いですね」
  • 「下のお世話、排泄物に対する嫌悪感は誰にでもあって当然ですよ。専門の人達も経験するうちに嫌悪感が薄れて上手くいくようになったのかと」
  • 「家族であっても排泄物に抵抗を持つことは自然なことでしょう。外泊や外出を重ね(お母様の負担にならない範囲で)、慣れることができるかどうか試してみるのはいかがでしょうか」

在宅介護するうえで、汚物処理は避けられませんが、親の介護は、突然始まることが多く、心の準備がないと不安がひとり歩きすることがあります。

まずは慣れるかどうか、始めてみないと分かりません。

プロに任せる

次に、無理せずプロに任せてしまおうという意見。

  • 「無理にやろうとする必要はないですから安心してください。 そのための介護サービスです。」
  • 「自分の親であるからこそ その気持ちはよくわかります。 自分で背負い込まずに プロに任せて、 介護サービスを利用すればいいことです。」
  • 「できるだけプロに入ってもらい、手早く処理をできるようにちょっと勉強するといいですよ。
    といっても毎日のことでストレスも溜まってきますから、できるだけプロにお願いする方向で相談するとよいと思います」

介護サービスを利用する場合、介護保険内に収めるか、自腹を切っても利用するかなど、一概には言えません。

また在宅介護では、下の世話だけでなく、食事・入浴・コミュニケーションなど、やることがたくさんあるので、バランスの良いケアプランが大事です。

親の排泄介助・対処法

介護は実の親子であっても、感情がぶつかり合うことが多いもの。

また下の世話は、介護する側だけでなくされる側にも、気兼ねがあったり恥ずかしさもあり、辛いことかもしれません。

結局のところ、一般的にはなりますが「お互いに慣れる」のが一番です。そして、どうしても慣れないなら、「介護のプロ」に任せましょう。

「慣れる」ためには

いきなり自分一人で始めるのは、難しいと思います。見る機会をもって、プロのやり方を見学すると良いでしょう。

また、オムツ交換のやり方を動画で紹介してる人もいるので、参考にしてみてください。

実際にオムツ交換する際は、素早く行うのがポイント。

オムツ・パッド・おしりふき・ドライタオル・新聞紙・ゴミ袋・手袋など、必要なものはすべて手元に揃え、使う順番や後始末を考えて配置しましょう。

新しいオムツは広げておく、おしりふきなどは数枚用意しておき、新聞紙やごみ袋の口も広げておくなど、先回りして準備しておくと手間が省けます。

また、手袋は2枚重ねしたり、万が一のため使い捨てのベットシーツがあると便利です。

ケアプランの調整

排泄介助のコツを身につけても、介護する人の精神的な負担が軽減されるわけではありませんね。

一人で在宅介護を頑張る方もいますが、頑張り続けることでしか維持できない介護は、いつか限界がやってきます。

「私さえ我慢すれば…」と考える方もいますが、それは解決策にはなりません。

「これ以上は続けられない」「下の世話が本当につらい」ということなら、それを言葉にしてケアマネジャーに伝え、ケアプランの調整を検討しましょう。

プロに任せる

「親の下の世話をするのは家族の仕事」と勘違いして、無理をする人が多いですが、後始末は介護スタッフにもできることです。

介護される方の尊厳や権利ばかり優先されがちですが、介護する側も「嫌なものは嫌」という権利はありますし、介護する人の尊厳も守られるべき。

在宅介護は、逃げずに直視することだけが解決策ではありません。「できない・やりたくない」と思うことを恥じることはありません

自分が限界を迎える前に、介護のプロに助けを求めることは大事です。

まとめ

親の介護で、「下の世話ができない」と感じるのは、ごく自然なことで、自分を責めたり罪悪感を感じる必要はありません。

とはいえ、在宅介護では排泄介助は避けられないので、まずは慣れるまで自分で始めてみましょう。どうしても限界を感じたら、ケアマネに相談し介護のプロに任せましょう。

また、急な用事で介護できないときは、民間のヘルパーサービスにお願いすると便利です。

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