アニメ「鬼滅の刃」は、数々の名シーンや名セリフも魅力の一つ。柱稽古編では柱が勢揃いし、鬼殺隊の隊士たちに稽古をつけつつ、最終決戦に向けての準備をはじめます。
稽古編では、激しい戦闘シーンがない一方、柱の過去や炭治郎たちの成長の成長があり、見どころが満載です。ここでは原作のコミックスをもとに、名シーンや名セリフを集めてみました!
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柱稽古編の名シーン
「柱稽古編」は、コミックス15巻・第128話「ご教示願う」〜16巻第136話「動く」までの全9話の内容がアニメ化されます。
内容は、鬼殺隊の隊士たちがそれぞれ柱のもとを巡り、強化訓練をこなすこと。その中で柱たちの過去や炭治郎たちの成長と友情が描かれてます。
産屋敷邸の柱合会議
禰豆子が太陽を克服した後、産屋敷邸に柱たちが招集され「緊急柱合会議」が開かれました。(128話)
そこに登場するのが、岩柱の悲鳴嶼行冥、水柱の冨岡義勇、風柱の不死川実弥、蛇柱の伊黒小芭内、恋柱の甘露寺蜜璃、霞柱の時透無一郎、蟲柱の胡蝶しのぶです。
今まで登場が少なかった柱も揃う贅沢なシーン、実際の柱稽古では、元音柱の宇髄天元も登場するのが嬉しいですね。
義勇、錆兎との過去
柱稽古がはじまる頃、治療中の炭治郎はお館様から一通の手紙を受け取ります。(130話)
その手紙には炭治郎へ、「どうしても独りで後ろを向いてしまう義勇が、前を向けるよう、根気強く話をしてやってくれないか」というもの。
この言葉通り、炭治郎は毎日のように義勇の元を訪ね根気強く話しかけ、最後に義勇も根負けして、自分の過去を語ります。
このシーンは、緊急柱合会議で義勇が言った「俺はお前たちとは違う」の真意を明かすものです。
「こんばんは、珠世さん」
「物騒ですよ、夜に窓を開け放っておくのは。でも今日は、本当に月が美しい夜だ」(131話)
これは、産屋敷の鎹烏が珠世のもとに現れ、ともに鬼舞辻無惨を倒すため協力を求めるシーン。産屋敷の使いであるカラスは、他のカラスたちとは貫禄が違います。
ですが、声にも注目して欲しい!重要な場面といえます。
不死川兄弟の確執
風柱・不死川実弥の訓練で、炭治郎はボコボコにされ心折れそうな時…不死川兄弟の会話を耳にします。(133話)
兄・実弥:「テメェは見た所、何の才覚もねぇから鬼殺隊やめろォ。呼吸も使えないような奴が、剣士を名乗ってんじゃねぇ」
弟・玄弥:「…そんな…」
こんな二人の会話を陰で見守る炭治郎ですが…結局、不死川兄弟の仲を取り持つことはできず、それどころか乱闘騒ぎを起こし、炭治郎は風柱との修業が中断され、接近禁止が命じられました。
兄・不死川実弥は、弟を突き放すような話し方しかできませんが、これには唯一残された自分の家族への深い思いがあったのです。
悲鳴嶼行冥の過去
悲鳴嶼はかつて、身寄りのない子どもたちを寺で育てていました。(135話)
血の繋がりはなくても、家族のように暮らしており、ずっとそんな暮らしが続くと思っていた頃、鬼に襲われ、命がけで一人の少女を守り通した悲鳴嶼。ですが、助けた少女の証言で悲鳴嶼は、殺人の罪で投獄され人間不信に陥ってました。
このシーンでは、悲鳴嶼の心の傷を炭治郎が救い、一方の炭治郎にとって悲鳴嶼は、父のような存在になったように思えます。
対面!産屋敷と無惨
床に伏したままの産屋敷の前に、鬼舞辻無惨が現れます。(136話)
産屋敷:「…やあ、来たのかい。…初めまして、だね。鬼舞辻…無惨…」
鬼舞辻:「…何とも、醜悪な姿だな、産屋敷」
この二人の対面をもって柱稽古編は終了、続いて「無限城編」へと続きます。クライマックスにふさわしシーンとなりそうですね。
ほっこりシーン
【柱合会議中に…】
産屋敷邸で柱合会議が行われてる最中、屋敷の縁側に二羽のカラス。甘露寺蜜璃の鎹烏・うららと時透無一郎の鎹烏・銀子のようです。(128話)
うららはとっても恥ずかしがり屋で「モジモジ」、一方の銀子は、自信満々といったところ。二羽の対象的な表情が私は大好きです。
【伊之助の登場】
炭治郎の入院中、鋼鐵塚さんがお見舞いにやって来た後、突然「強化強化強化!!合同強化訓練が始まるぞ!!」と窓ガラスを割って伊之助が登場。(129話)
猪突猛進とはいえ、なんで入口から入ってこれなかったのでしょうね?
【シネ!オマエガナ!】
悲鳴嶼の岩を動かす修業は過酷。炭治郎ですら6日経っても岩を動かすことができず、悩んでいるところに玄弥がやってきます。(134話)
二人は炭治郎の痣や岩の訓練についての会話をしますが…その後ろで二羽のカラス、炭治郎の松衛門と、玄弥の榛が言い争っています。二羽とも口が悪いですね。
【チュン太郎の登場】
悲鳴嶼の修業中、炭治郎と伊之助が岩を動かし、焦りを感じる善逸の元にチュン太郎が手紙を持ってやって来ます。一瞬の登場ですが…
ちなみにチュン太郎が伝令役を志願したのは、彼自身も家族を鬼に殺されているから。ですが雀は鬼を倒すことができないので、少しでも鬼殺に役立ちたいという思いからとのことです。
柱稽古編の名セリフ
「柱稽古編」は短いストーリーですが、炭治郎の真っ直ぐなセリフや、心を読む悲鳴嶼の言葉が印象的に描かれてます。
炭治郎の名セリフ
「こんなふうに、人と人との繋がりが窮地を救ってくれることもあるから」(130話)
これは炭治郎が入院中、一足先に柱稽古へ参加する善逸に向かってかけた言葉。炭治郎はいつも、人に対する感謝の気持を忘れず、それを言葉にするところが癒やされますね。
この一言で、善逸の機嫌も良くなり柱稽古に出発しました。
「義勇さんは錆兎から託されたものを、繋いでいかないんですか?」(131話)
義勇はかつて、鬼殺隊への最終選別で錆兎という少年と出会いました。彼は正義感が強く、仲間を助けて命を落としまい、義勇は何もできなかった自分を責めていました。
「助けられただけの人間が果たして、選別に通ったと言えるのだろうか…俺は水柱になっていい人間じゃない。・・・本来なら鬼殺隊に俺の居場所はない」
ですが、炭治郎からこの言葉を聴いたことで、「姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来を、お前はつなぐんだ、義勇」という錆兎の言葉を思い出します。
この炭治郎の真っ直ぐな言葉は、義勇が一歩踏み出すキッカケを作ることになります。
悲鳴嶼の名セリフ
「君は特別な子供。大勢の人間を心の目でみてきた私が言うのだから、これは絶対だ。」(136話)
これは、炭治郎が岩柱の稽古を完了した時、悲鳴嶼にかけられた言葉。
悲鳴嶼はむかし、子どもに裏切られ信用してもらえなかった辛い経験が原因で、疑り深くなっていました。なかでも子どもに対して…ですが炭治郎に対しては、「この子どもは違う…」と感じたのです。
人は外見で判断し易いものですが、悲鳴嶼には目が見えません。嘘をつくことがなく、素直でひたむきな行動は、心でしか見ることができないのかもしれませんね。
また、壮絶な悲鳴嶼の過去の経験は、今後の展開にも関係してるとされるので注目していてくださいね。
まとめ
鬼滅の刃「柱稽古編」は、全9話の短い内容ですが
- 柱が揃うシーン
- 冨岡義勇と悲鳴嶼行冥の過去
- 不死川兄弟の確執
- 「無限城編」へ続くクライマックスシーン
など、名シーン・名セリフがアチラコチラに散りばめられて、見どころ満載です。また、どんなアニメオリジナルストーリーが登場するかも楽しみですね。
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