実写版映画アラジンのイアーゴは悪役？ジャファーとの出会いと最後についても

アラジンに登場するオウムのイアーゴは、王国を乗っ取ろうとする邪悪な大臣・ジャファーの命令に従い、告げ口したりランプを盗もうとする悪役です。

市場で売られているイアーゴをジャファーが購入したのが初めての出会いで、その後宮殿に住むようになり、時々ジャスミンのボディーガードのトラに追いかけ回されたりもします。

そして最後には、ジャファーと一緒にランプに吸い込まれてしまいました。

アラジンに登場するイアーゴは悪役？

映画アラジンの中でのイアーゴは、ジャファーの忠実なしもべであり参謀役のオウム。とても賢く、人の言葉を真似するだけでなく、何を言っているかも理解しているようです。

ジャファーのしもべ

映画アラジンに登場するイアーゴは、カタコトの言葉をしゃべり一見、普通のオウムのように見えます。

ですが、ジャファーの言いつけ通り、宮殿に現れたアラジンの動向を監視して報告したり、投獄されたジャファーに鍵を届けて脱獄させたりと、とても有能で知性の高いオウムです。

後半では、ジャファーの魔法によって巨大な鳥に変身し、アラジンからランプを奪おうと空中戦を繰り広げる場面もあります。

ですが時々、余計なことをしゃべってジャファーを怒らせたり、トラのラジャーに追いかけ回されるなど、どこか憎めないキャラといえます。

モデルになったオウム：コンゴウインコ

オウムには40ほどの種類があり、イアーゴは「コンゴウインコ」だと思われます。

コンゴウインコは、インコ科の中でも最大のものですが、野生のものは絶滅の危機にさらされています。

また、寿命は50～65年ほどで、つがいでないコンゴウインコは飼い主によく懐くようです。映画アラジンの中でも、イアーゴは野心家であるジャファーの命令には忠実でしたね。

一方、大抵のコンゴウインコは、攻撃的な環境になければ、どんな人にも慣れるという順応性があるようです。「アラジン/ジャファーの逆襲」では、ジャファーと決別しアラジンらと一緒に宮殿で暮らします。

というのも、イアーゴにとって宮殿はもとの住処、ジャファーと過ごした場所で、飼い主が変わっても快適なもとの住処に戻るところは、イアーゴの賢さを表現しているのかもしれません。

ジャファーとの出会いと最後どうなった？

映画の中では、イアーゴとジャファーの出会いに関しては語られてません。

ジャファーとの出会い

ジャファーとイアーゴの出会いは、実写版アラジンの前に製作された、アニメ「アラジン/ジャファーの逆襲」の中で登場します。

それによると、市場で売られていたイアーゴを見つけたジャファーが、イアーゴを購入し持ち帰ったことが出会いのようです。

最後どうなったかとその後

最後ランプに吸い込まれそうになるジャファーを前に、あっさり逃げようとするイアーゴでしたが、ジャファーに捕まってしまい、そのまま道連れにされてランプに封印されてしまいました。

アニメ版「アラジン/ジャファーの逆襲」では、イアーゴのその後が登場します。

ジャファーと一緒にランプに封印されたイアーゴですが、彼は体が小さいことでなんとかランプから脱出します。そして、ジャファーから「自分もランプから出すよう」命令されますが、ジャファーに愛想をつかし、ランプを井戸に落として自分だけアグラバーへ戻ります。

途中、盗賊団に襲われるアラジンを救い、宮殿に連れ帰ってもらいます。

その後、ランプから開放されたジャファーがアラジンに復讐しようと企みますが、イアーゴの活躍によってその計画は失敗。ジャファーのランプをイアーゴがマグマに突き落とし、ランプとともにジャファーも消滅しました。

まとめ

イアーゴは、飼い主が変わるとその態度も変える、ある意味狡猾なオウムですが、どこか憎めないキャラがあり、映画アラジンのストーリーには欠かせない存在と言えるのではないでしょうか？