「かつて魔法少女は悪と敵対していた。」略称”まほあく”は、悪の組織の属する参謀ミラが、地上の平和を守るため人間の中から選ばれた魔法少女白夜に一目惚れするラブコメディー。
一方、「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」略称”ベルまま”とは、元天使たちが暮らす魔界が舞台。その中で数十万の悪魔の軍勢を統括する大悪魔ベルゼブブ嬢と、彼女の近侍として使えるミュリンによる魔界で起きる日常コメディー。
それぞれ設定は違いますが、ネット上ではこの2つの作品が「似ている」という意見があります。では実際どうなのか?評価やレビューをまとめてみました。
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まほあくとベルままは似てる?
「かつて魔法少女は悪と敵対していた。(まほあく)」は
- 原作者:藤原ここあ
- 月刊ガンガンJOKERにて2013年10月~2015年4月号まで連載
- コミックスは全3巻
- 2015年3月31日、作者が死去したため完結せずに絶筆となる
ストーリーは、冷酷で残虐な悪の組織の参謀ミラが、ある日敵対する魔法少女白夜と出会い、彼女に一目惚れしてしまい、敵対しなければならない二人のふわっとしたラブコメディーです。
「ベルセブブ嬢のお気に召すまま。(ベルまま)」はというと
- 原作者:matoba
- 月刊少年ガンガンにて2015年8月号~2020年6月号まで連載
- コミックスは全12巻
- 全83話で完結
ベルセブブ嬢は、魔界にある万魔殿(パンデモニウム)で大魔王として君臨し、サタンに代わって数多くの実務をこなす美少女悪魔。普段はクールで上品な姿だが、私生活では「ゆるふわ」でモフモフしたものを愛する乙女。
そんな彼女の近侍となったのが、万魔殿の新人職員ミュリン。抱いていたベルゼブブ嬢のイメージと、実際の違いに戸惑いながら、次第に彼女の可愛さに惹かれるようになります。
どちらも設定こそ違いますが、ストーリーとしてはよくありがちな、立場の違う二人によるラブコメディー。”まほあく”のほうが先発のため、後発の”ベルまま”を見た人から「まほあく」に似てるという意見が出ています。
ではどんな口コミ・レビューなのか、見ていきましょう。
表紙や構図が似てるという口コミ
ここあ先生が亡くなって、もうまほあくは読めないんだぁ…と思っていました。そんな折、この漫画(ベルまま)をみつけて、表紙の雰囲気がまほあくのソレで。試し読みしてみたら作品の構図もまほあくのソレでした。
まほあくを真似ても、まほあく独特のあのほのぼの感、心が和む感じはこの漫画にはないなぁと似ている故に常に比較しながら読んでしまって、あまり楽しめませんでした。
アマゾンレビューより
表紙の色合いや線の細さ・画のタッチが似ているかも?また、どちらも4コマストーリーでまとめられているので、雰囲気と一緒に構図も似ていると感じるかもしれません。
ヒロインと作中キャラが似てるという口コミ
ヒロインの容姿、ヒロインに作中キャラがひたすら萌えている関係性など、どことなく「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」を彷彿とさせます。
アマゾンレビューより
確かに”まほあく”の白夜と”ベルまま”のベルゼブブ嬢、髪型や衣装、目の表情など似ている気がします。また、どちらの作品も男性キャラがヒロインに翻弄される姿が、共通していますね。
上記のレビューは””まほあく”をすでに読んだ人による感想なので、「あれ?似てない?」と敏感に感じてしまうのかもしれません。
他にも
今日「ベルまま」の単行本を買って初めて読みました。内容は面白くて好きだったのですが、まほあくに似すぎてて…
同じ4コマ、キャラの殆どが同じ風貌、ベルと白夜はほぼ同じ性格で、その他も見た目と性格をシャッフルしただけの感じ。
Yahoo知恵袋よりhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11157900226
こちらでも、登場人物のキャラや性格まで似ているとの指摘があります。
”まほあく”は2015年4月号を最後に絶筆、わずかその3ヶ月後に”ベルまま”の連載が開始したため、「なんか似てる…」という声が上がったのかもしれません。
まほあくとベルままは関係ない?
”まほあく”と”ベルまま”のコミックスはどちらも、スクウェア・エニックスという同じ出版社から出されていますが、特に関係があるわけではありません。ですが前述のアマゾンのレビューでは
藤原ここあさんの訃報が発表されてから三ヶ月もしないうちに発表されたことを考えると、藤原さんファンを逃したくない編集の方針で作られた作品なのかと考えてしまいます。
アマゾンレビューより
つまり、藤原ここあさんのファンをmatobaさんに吸収させる狙いがあるのでは?という意見ですが、これは個人の憶測であり、何の根拠もありません。
”まほあく”と”ベルまま”の共通点は?
2作品の共通点は
- 出版社がスクウェア・エニックス
- 単行本は「ガンガンコミックス」(ただし”まほあく”はガンガンコミックスJOKER)
- 4コマ構成
- ヒロインが髪の長い美少女
- 男性がひたすら悶絶したり萌えたりする
- タイトルの最後に「句点(。)」がついてる
絵のタッチや雰囲気こそ似ているかもしれませんが、純粋に”ベルまま”の世界観や、ほのぼのとしたやり取りに癒やされるという声も多く聞かれます。
”まほあく”と”ベルまま”の違うところ
- ”まほあく”は悪の帝国と地上が舞台、”ベルまま”は堕天使が住まう魔界が舞台
- ”まほあく”の主人公二人は敵対関係、”ベルまま”は主従関係
- ”まほあく”は2013年10月号~2015年4月号まで、『月刊ガンガンコミックスJOKER』に連載
- ”ベルまま”は2015年8月号~2020年6月号まで、『月刊少年ガンガン』に連載
どちらの作品も、主人公以外の登場キャラが、それぞれ強烈なクセのある個性を持っており、特に”ベルまま”は、毎回変わったキャラが登場するのが楽しみな作品です。
まとめ
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。(まほあく)」と「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。(ベルまま)」が似ているという声がネット上にあるのは事実ですが、両作品に何の関係性もありません。
藤原ここあさんは”まほあく”に関して、「今までとは違ってかなりラフな気持ちでゆるーく描いておりますので、ゆるく楽しんで頂けたら幸いです。」とコメントしています。
一方のmatobaさんは、”ベルまま”のコンセプトは「気楽に楽しめて癒やされるおやつ的存在のマンガ」とのこと。
どちらの作者も、ゆるくフワッとしたイメージで描かれてるがゆえに、結果的に読者からは「似てる」と感じる点があるのかもしれません。
また、まほあくが絶筆になって、わずか3ヶ月でベルままの連載が始まったため、「藤原ここあさんファンをmatobaさんに吸収させる狙いがあるのでは?」という意見もありますが、これは個人的な見解であり、何の根拠もありません。
ベルままに関しては、「ゆる~いラブコメで、めちゃめちゃ好き!」「絵本の中にでも入り込んだかのような世界観とベルとミュリンのふわふわでほのぼのとしたやり取りに凄く癒やされます!」など、好評かなレビューもありまり、先入観無しで是非読んで欲しいアニメです。
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