60歳で独身、そして貯金がない。これは一見、絶望的な状況に見えるかもしれませんが、決して諦める必要はありません。
老後とは、高齢者になったあとの時期を指す言葉で、具体的な年齢の定義はありませんが、日本では一般的に「定年退職後」の意味で用いられます。
なので、女性であっても60歳で現役引退せず、65歳70歳まで働き続ければ、「老後」を遅らせることができます。たとえ60歳であろうと70歳であろうと、人生はまだまだこれからです。
60歳独身女性の老後生活の現状
60歳で独身、貯金なしという状況は、老後生活に不安を感じますね。
老後生活には、日々の生活費・医療費・護費などさまざまな出費があり、これらの出費を賄うためには、一定の貯蓄や収入源が必要です。
さらに独身であれば、これらの出費を自分で賄わなければならず、貯金がないと、出費に対応する手段が限られてしまいます。
例えば、年金ですが、これだけでは生活が厳しくなるケースが増えています。また、医療費や介護費用の増加も生活を圧迫します。
60歳で貯金がない独身女性の割合
60歳で貯金がない独身女性の割合は、全体の約28.8%となっています。60代単身世帯の中で、貯金が100万円未満の人が約37.6%、二人以上世帯では25.4%となっています。
老後生活に必要な貯蓄額
老後生活に必要な貯蓄額は、個々の生活習慣や年金額などによりますが、一般的には独身で1500万円~2000万円、夫婦で3000万円と言われています。
具体的には、65歳からの老後生活期間を20年~30年と仮定し、毎月平均約5万5,000円の赤字を補填するためには、老後資金として約1,320万円~1,980万円が必要とされています。
老後資金を作るための対策
60歳で独身、貯金なしという状況でも、老後資金を作るための対策を講じることは可能です。
まずは家計簿をつけて収入と支出を把握すること、次に無駄遣いを減らすこと、そして老後に必要な生活費を計算し、それに見合った貯蓄計画を立てることです。
再就職と年金繰り下げ受給
再雇用と年金繰り下げ受給は、60歳で独身・貯金なしの状況でも老後資金を増やす有効な手段です。
定年後、再就職することで一定の収入を得ることができます。それによって、年金の受給時期を繰り下げ、受給開始年齢を遅らせることで月々の年金額を増やすことができます。
例えば、65歳で年金を受給開始すると月額約6万5千円ですが、70歳で受給開始すると約8万8千円に増えます。つまり、「再就職と年金繰り下げ受給」を活用することは、自身の老後資金を増やすために重要なポイントになります。
節約と貯蓄の重要性
節約と貯蓄は、60歳で独身・貯金なしの状況でも老後資金を増やすための重要な手段です。つまり少しでも節約し、無駄な出費を減らしてその分を貯蓄に回すこと。
例えば、毎日のコーヒー代を節約しその分を貯蓄に回すと、1年で約10万円、10年で約100万円の貯蓄が可能です。
無駄遣いを抑えるには、家計簿をつけて収入と支出を把握し、必要な出費と無駄遣いを明確に区別することが重要です。
まとめ:60歳からでも遅くない!詳しくはプロに相談
60歳からでも老後生活の準備は遅くありません。そのためには、老後に必要な貯蓄額を計算し、可能な限り働き続けるて、「老後」を先延ばしすることです。
また、老後の生活設計に不安を感じるなら、幅広い知識を持った専門家「FPの窓口」に相談するのがおすすめですよ。
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