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春期限定いちごタルト事件はつまらない?面白い?レビューと口コミまとめ

小市民シリーズ

「春期限定いちごタルト事件」は、小市民シリーズの第一弾。

米沢穂信さんによる推理小説シリーズで、内容は推理好きの高校生・小鳩くんと、同級生の小佐内さんが日常で起きる事件の謎を解き明かす、人が死なないミステリー。

第一弾「春期限定いちごタルト事件」は2004年12月に発行されたもので、7月からは「春期限定いちごタルト事件」と「夏期限定トロピカルパフェ事件」が、アニメになって放送されます。

主人公の小鳩くんと小佐内さんは、小市民として平穏な高校生活を送るつもりでしたが、なぜか不可解な出来事に巻き込まれ、いつの間にか推理して謎を解いていくのですが…

小市民シリーズの原作に関する感想は、賛否が分かれるようです。では実際どんなところがつまらないのか?面白いと思えるシーンについて口コミを参考に考察します。

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春期限定いちごタルト事件はつまらない?

「春期限定いちごタルト事件」の原作は、”氷菓”を含む「古典部」シリーズを執筆した米澤穂信さんの初期作品ということもあり、「日常で起きる謎」ミステリーとしては物足りない、あるいはキャラが弱いなどの意見が聞かれます。

また、「春期限定いちごタルト事件」は2004年に出版されており、携帯電話やネット環境の違いから違和感を感じるかもしれません。

小市民シリーズがつまらないという口コミ

古典部を読み終えたので、こちらのシリーズの日常ミステリに手をつけました。うぅーん、登場人物があまり魅力的でなくて私にははまらなかったかな。一冊で結論づけるのはあれなんで、二作目も読んでみようかな?

読書メーター・レビューより

著者を見て買ったのだが、予想通りと言えば予想通りだし、非常にふんわりというかサクサクと進む印象。巻き込まれ感はさほどないが小市民を目指す小鳩らにそれほど共感できなかった。次作以降を読むとまな印象は違うだろうか。

読書メーター・レビューより

期待したほど面白くない、各キャラにも入り込めない、あくまでライトノベル。どこまでもライトノベルで、青春モノとしては爽やかさがなく、ミステリーとしては工夫が不足気味。結局中途半端で、還暦過ぎた私にはやっぱり合いませんでした。すみません、好みの問題だとは思います。

アマゾン・レビューより

結論から言うと私には合いませんでした。日常のなんてことのない疑問を、頭の回る主人公が論理的に解決していく。でも日常の中の疑問なのでそんなに主人公たちがピンチになるわけでもない。そんな調子なので読んでいるうちに眠くなって、途中何箇所か飛ばし読みしてしまいました。(中略)

物語の起伏やハラハラを楽しみたい方にはあまりおすすめできません。

アマゾン・レビューより

私はあまり面白いとは感じませんでした。登場人物を好きになれなかった、ミステリ部分に引き込まれなかった、というのが大きいかなかぁ。

インテリちゃんズの嫌な面ばっかり見えてしまっていたような…好みの問題なのかもしれません。

アマゾン・レビューより

ここまでが「つまらなかった」というレビューですがまとめると

まとめ
  • 登場人物に共感できない
  • ミステリーとしては物足りない
  • 好みの問題かもしれない

作品はシリーズ構成なので、続きを読んでみないと分からないという意見も聞かれます。

内容が中途半端で期待外れ

主人公は、小市民を目指す高校生二人。そんな二人が日常で起こりそうな謎や、ちょっとした事件を推理する”プチミステリー”。

なので、読み手が勝手に大事件や波乱を期待すると、内容的には中途半端で期待外れと感じるかもしれません。なので、ハラハラ感や起伏などを楽しみたい読者には、あまりおすすめできません。

好みの問題かも?

作品の内容として、ミステリーっぽさを強調する一方で登場キャラが弱いため、登場人物に対して”好みが分かれる”ところがあります。

特に「春期限定いちごタルト事件」は、物語の序盤のため小鳩くんと小佐内さんの過去や”小市民へのこだわり”が解明されてないことから、登場人物に共感できず、好き嫌いが分かれてしまうようです。

小市民シリーズは面白い!

”小市民シリーズ”の第1作となる「春期限定いちごタルト事件」は、登場人物を知るうえで重要な部分となりますが、内容的には日常的な出来事を推理するという、軽めでサクサク読める作品です。

小市民シリーズが面白いという口コミ

結論から言うととても面白かった。今作も日常という特別感のない物語を細部までしっかりと作り込むことで見事なミステリに仕上げてくれている。(中略)

古典部シリーズとの比較になってしまうが、ぼくは日常の中のミステリという意味で古典部シリーズと同じようなことやっているなと感じた。

アマゾン・レビューより

主人公が標榜するテーマがある、などの類似点で氷菓が好きな人にはお勧めできる作品です。(中略)春季限定いちごタルト事件は物語の出だしなのでまだ手探りな感じなのですが、夏季、秋季でまた一気に面白くなります。とてもお気に入りのシリーズになりました。

アマゾン・レビューより

一見ふんわりした雰囲気のミステリっぽいのにどのオチも剣呑で後味悪いなあ…と思いながら読んでいたら、主人公2人(特に小佐内さん)の本性が実は全然可愛らしくなくて、小綺麗にまとめるなんて無理な世界なんだなと悟った。本能のままに動くと最強の共犯者になってしまうんだなとわくわくさせられるラスト、本当に良かった。

読書メーター・レビューより

以上が「面白い」というレビューでした。

面白い・口コミまとめ
  • 見事なミステリーに仕上がっている
  • シリーズとして期待が持てる

なかには、”古典部シリーズ”と比較する声が上がっているのは興味深いですね。

人が死なないミステリー

「小市民シリーズ」では、”殺人”のような事件は起きません。

例えば同級生のポシェットが盗まれた理由や、テスト中にロッカーからビンが落ちて割れたのはなぜか?という、ちょっとしたトラブルやいたずらめいた出来事を、”事件”として犯人とその目的を推理します。

なので、全体的に軽く読みやすい雰囲気にまとまった作品です。人によっては、好き嫌いが分かれるかもしれませんが…

キャラ設定が最高

頭のキレる小鳩くんは、つい推理をして問題を解決してしまい、一方の小佐内さんは、控えめで慎ましく見えるが、案外執念深いところがあります。

そんな二人が自分たちの本性を隠しつつ、互恵関係を結んで目立たない高校生活を送ろうとするのですが…話が展開するにつれて、本来の性格が出てきたり二人の関係性にも変化が見られるのも注目ですよ。

まとめ

「春期限定いちごタルト事件」は、小市民を目指す高校生二人が、日常の謎解きをする推理小説ですが、登場人物のキャラ設定やミステリーの捉え方という点について意見が分かれます。

シリーズとしてはこの先、夏期限定トロピカルパフェ事件・秋期限定栗きんとん事件・巴里マカロンの謎・そして冬期限定ボンボンショコラ事件で完結しています。

また、2024年7月からはTVアニメも放送開始されるので、気になる方はチェックしてみてください。

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