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【来世は他人がいい】霧島はイジメられてた?真相とその後について解説!

来世は他人がいい

『来世は他人がいい』に登場する深山霧島は、「何を考えてるか分からない」得体のしれない不気味な雰囲気を持つ主人公。

彼は小学生時代から、周囲に関心のない子どもで、イジメの対象になっていました。そのことに、両親も気づかず、最終的には同級生ら20人に怪我を負わせる事件を起こします。

一体、彼に何があったのでしょうか?ここでは、深山霧島が起こした小学生時代の事件と、その後について解説します。

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『来世は他人がいい』霧島はイジメられっ子だったのか?

霧島は小学5年生まで、両親といっしょに豊かな生活を送っていました。

彼の両親は、一緒に夕飯を食べれないほど仕事が忙しく、その分霧島にはいくつかの習い事をさせていました。その中でも霧島は、空手が好きだったようです。

霧島をイジメてたのは同級生の小鷹

霧島をイジメていたのは同級生の小鷹。彼は霧島と同じく空手を習っていて、小鷹は小学5年生にしては背が高く、空手の実力も中学生の兄より強いと噂されるほどの人物。

いつもグループで行動し、成績・運動神経はクラスで1番と言われるほど優秀ですが、見るからに素行が悪そうです。

イジメにあっていた事実

ある日霧島は、空手の大会で小鷹と対戦します。

体格の差から見ても、小鷹の方が優勢と思われる試合で、霧島はあっさり小鷹を倒してしまったのです。笑みを浮かべながら…

この試合をキッカケに、逆恨みした小鷹からのイジメが始まります。

わざとボールをぶつけられたり、教科書に落書きされたり、次第に暴力を振るわれる様になり、霧島は体中アチコチに痣ができるほどでしたが…

霧島はなぜか、この状況を楽しんでるかのように見えます。

そして、お金を巻き上げられるようになり、小鷹の兄からは「来週弟に10万持ってこい」と要求されるのでした。

霧島がイジメにあった真相とは?

お金を要求された霧島は1週間、学校を休みます。そして1週間後、小鷹たちを公園に呼び出しました。

霧島は友だちの意味を知らなかった?

霧島は学校の先生からは、「とてもいい子」でクラスにも馴染んでいると見られてましたが、実際には周囲に関心のない子どもでした。

ある日父親から、授業参観の日に「友だちを紹介してくれないか?」と言われます。それに対して霧島は、学校で会話する子はいるが遊んでないというのです。

そこで父親は霧島に、「好きなものが一緒だったり、自分に似てるなっていう子」と遊んで友だちを作るように勧められました。意味を理解してない様子の霧島ですが、その場で「わかった」と答えます。

このやり取りが、霧島の起こした暴力事件へとつながるのでした。

友達を作るため霧島が仕向けた?

「友だち=好きなものが一緒の子・自分に似てる子」と解釈した霧島、彼が目を付けたのが小鷹だったと思われます。

小鷹にとっても、霧島は試合で負けた相手。

霧島は小鷹の気持ちを煽るような発言をし、自分を殴らせます。それからというもの、霧島は何度となく小鷹から暴力を受けたり、お金を巻き上げられます。

10万を要求された1週間後、小鷹らの前に現れた霧島は

「覚えてる?実は今日、君が僕のこと初めて殴った日からちょうど300日目なんだ。もうそろそろ人に暴力振るうのにも慣れただろう?」と言って反撃に出ます。

最後、小鷹にバットを差し出し

「これで思いっきり僕のこと殴って、骨の1本くらい折ってくれない?うちの学校で一番、暴力の素養があるのは確実に君だよ、だからここまで教育したのに…頼むよ、僕のこと失望させないでくれ…」

こうして霧島は、自分と同じ人間「人に暴力を振るっても平気」な人物を作れば、気が合って友だちになれると思い、結局自ら傷を負いながらも同級生ら20人をボコボコにし、友だち作りは失敗に終わったのでした。

その後どうなった?

霧島が起こした事件は当然、学校でも問題になりました。が、霧島は一切を口にしなかったため、暴力事件は揉めて解決する目処が立ちません。

そんな頃霧島は、祖父が亡くなり葬儀に参加、そこで祖父の兄に当たる深山萼と運命的な出会いを果たします。深山萼とは、関東最大の指定暴力団「砥草会」・直系深山一家の総長です。

霧島が起こした暴力事件は、親戚中にも知れ渡っており、大叔母の取り計らいで、霧島は萼と話をする機会を得ます。

そこで霧島は萼に、「人生って、ずっとこんなクソつまんないの?」と聞きます。他にも、「伯父さんには友だちいないの?」「友だちって楽しい?」と質問攻めに。萼は淡々と質問に答え、霧島は目を輝かせて話に聞き入りました。

そして、自分は萼と似ていると感じたのでしょうか?萼の話す友だちの孫娘に興味を持ち、「俺、伯父さんのところで暮らしたい」と言って、深山家に居候することになりました。

もしかしたら、霧島は自分から「〇〇したい」と言ったのは、これが初めてだったかもしれませんね。多分、このような会話を本当は両親としたかったのでは?と思います。

両親と心を開いた会話ができていれば、「霧島も違った人格になっていたかも」と個人的に感じました。

まとめ

『来世は他人がいい』は、極道の世界とラブコメという、一見噛み合わないテーマが魅力的な作品です。その中でも、主人公の霧島は正体不明な人物ですが、彼に関して

  • 霧島は小学生時代、イジメをうけていた
  • ですがそのイジメは、「友達作り」のため霧島自信が仕向けた策略だった
  • 結局霧島の作戦は失敗に終わり、暴力事件へと発展
  • 霧島は深山萼と出会って「染井吉乃」の存在を知り、彼の元で一緒に暮らすことを決意する
  • 霧島は心の何処かで「友だち」を欲していると考察

以上のことをご紹介しました。

霧島の正体や彼の過去は、『来世は他人がいい』のストーリーの見どころとなっているので、今後の展開も楽しみですね。

また『来世は他人がいい』は、2024年10月からテレビアニメが放送開始。こちらも是非楽しみにしていてください。