『甘神さんちの縁結び』に登場する「暗神さん」とは、主人公の瓜生と甘神三姉妹そして白日たちに、不思議な体験をさせた張本人。巫女の姿をして、鹿のお面を被って登場します。
またもう一人、狐のお面を被った神様も登場しますが、暗神さんと同一かどうか?は分かりません。
唯一、月神神社の巫女であり、三姉妹にとってお師匠様にあたる、月神宵深子(つきがみ よみこ)だけはその正体を知ってる様子があります。
一説には、鹿のお面を被った神様は、甘神千陽(あまがみ ちはる)ではないか?といわれるので考察してみました。
『甘神さんちの縁結び』暗神さんの正体とは?
作品の中では、鹿のお面と角をつけた「暗神神社」の神様と、狐のお面をつけた謎の神様が登場します。どちらも、黒髪で巫女の姿をしていることから、女性であると推測できます。
ですが、この二人の神様が同一かどうかについての詳細は不明です。
暗神さんとは?
山奥にある「暗神神社」にいるとされる神様です。この神社にお参りをして願いをすると叶うことから、「暗神のお呪い」とも呼ばれてました。
人との縁を結んだり、一度結んだ縁を切り離したり…時には残酷な結末を招く力もある神様と言えます。
「暗神さん」は、鹿のお面に角があり。髪の毛は肩にかかる程、巫女の衣装から女性であると考えられます。
狐のお面を被った神様は?
狐のお面を被った人物が登場した際、宵深子はその人物に対して拍手(かしわで)をしていたことから、”神様”であることは間違いないようです。
その神様は、長い黒髪に巫女さんの姿をしていることから、女性だと推測できますが、鹿のお面を被った「暗神さん」とは、ちょっと違いますね。
狐のお面を被った神様は、三姉妹に対して”あの子たち”と呼んでることから、亡くなった三姉妹の母親、甘神千陽なのでは?と考察できます。
宵深子は両方の神様と会話していたことから、おそらく鹿のお面を被った「暗神さん」と、狐のお面を被った神様は別であると考察できます。
鹿のお面は神様になった甘神千陽?
甘神三姉妹の母親、甘神千陽は6年ほど前に亡くなったとのこと。作品の中では、病気で亡くなったとしか説明されておらず詳細は不明です。
「人は死ぬと神様になる」
作中では、「死んだ人間は神になる」という表現があり、宵深子も「あの方(甘神千陽)には私も大変お世話になりましたから。きっとあの方のことですから、神様になられても私たちのことを見守ってくださるでしょうね」と意味深な発言してをいます。
また、「相変わらず、いたずらがお好きなようですね。あなたは…」と、神様に話しかけることもあり、かつて親睦があった人物であると推測できますね。
付けてる狐のお面も、夜重が作ったものと考えると、狐のお面の神様=甘神千陽という可能性は濃厚なのではないでしょうか?
亡くなった人は子孫を見守る
神様を祀る神社、神道における「死生観」とは
神道では、「亡くなった人は氏神となり、家を守ってくれる」という考え方を持っています。亡くなった人は、自分たちの血を受け継ぐ子孫を見守ることになると解釈しています。
神道は「家」を主体とした死生観をとります。
Life.「神道の葬式と宗教観がわかる!仏教徒の違いをやさしく解説」より
人は亡くなると、神様になり残された家族を見守るとされるのが神道の教え。
甘神千陽も、亡くなってから神様になり、甘神家の三姉妹を見守っていると考えられます。ただし、甘神家の三姉妹、夜重・夕奈・朝姫は、甘神千陽の実の子どもではなく、三姉妹にも血の繋がりはありません。
そんな彼女たちを見守るため、千陽が神様になったとしたら、特別な思い入れがあると考えられます。そして、「特別な思い」には何らかのカタチで瓜生も関係するのかな?と個人的に考察します。
まとめ
『甘神さんちの縁結び』に登場する、暗神さんと狐のお面の神様について
- 暗神さんと狐のお面を被った神様は女性と推測される
- 髪の長さや服装が違うことから、それぞれ違う神様
- 狐のお面を被った神様は甘神千陽の可能背が高い
- 月神宵深子は二人の正体を知っている様子
以上が考察した結果です。といっても、詳細はわからないままですが…
2024年10月からはTVアニメが放送開始。2クール・24回放送予定なので、アニメですべてが明らかになることを期待したいですね!