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【ダンダダン】牛がUFOに吸い込まれてく?元ネタはキャトルミューティレーション?

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『ダンダダン』のコミックス第3巻・27話では、牛がUFOに吸い込まれてる様子が描かれてます。

これは、シャコ星人が自分の星に牛を連れて帰るためで、その目的は牛乳を手に入れるため。決して体液や臓器を抜き取ろうとしているわけではないんですね。

ではなぜ、シャコ星人は牛乳が必要だったのか?キャトルミューティレーションの意味といっしょに解説します。

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ダンダダン:牛がUFOに連れ去られる?

UFOに吸い込まれてく牛は乳牛、ホルスタインの雌牛のようですね。どことなく、納得してない顔でこっちを見てる牛さんですが、なぜUFOに連れ去られることになったのでしょうか?

経緯について

『ダンダダン』コミックス第3巻・20話、オカルンとモモは学校での授業中、セルポ星人のギグワーカーとして働くシャコ星人に襲われます。彼らの目的は、オカルンの●玉。

シャコ星人は本来、穏やかな性格ですが、ある事情を抱えていました。

彼には、自分の星に妻と息子のチキチータがいます。妻と息子は、体内の血液が便や尿になって排出されてしまう病気をもっており、それが原因で妻はすでに亡くなってます。

そして、息子のチキチータはいまだ病気に苦しんでおり、毎日新しい血液を取り入れないと死んでしまう状況…

この病気の治療には、多額のお金が必要ですが、シャコ星人の住む星は紛争地帯で仕事がありません。そのため、他の星に出稼ぎする必要があり、危険な仕事と知りつつもセルポ星人のギグワーカーをしてお金を稼いでいました。

オカルン・モモとの戦い後、重症を負ったシャコ星人は、モモの家に運ばれ手当を受けます。次第に心を開くようになったシャコ星人、助けられたことに感謝しつつ、モモの家から立ち去ろうとすると…

モモの祖母・星子によって、シャコ星人の血液が人間の飲む牛乳と一緒ということが判明!

そこで星子は知り合いの酪農家に頼み、牛(乳牛)を一頭譲ってもらい、それをシャコ星人は自分の星に連れて帰ることになったのです。

【ギグワーカーとは?】
プラットフォーマーを解する形で仕事を受ける就業者。ギグワーカーは、オンデマンドの企業と正式な労働契約を結び、企業の顧客にサービスを提供する。

Wikipediaより

シャコ星人のその後

シャコ星人の息子チキチータは毎日、牛乳を飲まなくてはなりませんが、彼らの住む星では牛の搾乳が困難だったので、その後シャコ星人親子は地球で暮らすことになりました。

シャコ星人は地球で牛乳を入手するため、見た目おじさんの姿になり、名前を「辺新(ペニー)」と名乗って牧場で働くようになりました。

そして、モモやオカルンたち飲み方となって、協力しあいながら生活するようになったのです。

「キャトルミューティレーション」とは?

オカルンは、UFOに牛が吸い込まれる様子を見て「キャトルミューティレーション!」と叫びますが、どういう意味だったのでしょうか?

キャトルミューティレーションの意味や元ネタ

「キャトルミューティレーション」とは、1960年代にアメリカ全土で起きた怪事件を指します。

全米各地で、内蔵や血液を抜き取られた牛が発見され、当時のオカルト敵解釈では、「宇宙人が生物データを収集するため牛をさらった」とされてます。

『ダンダダン』の物語では、シャコ星人の血液が牛乳の成分と同じだったので、毎日輸血が必要なチキチータのためシャコ星人に牛を一頭ゆずってやるという展開。

つまり、「牛の血が抜かれた怪事件」を元ネタに、『ダンダダン』的にアレンジして「キャトルミューティレーション」と呼んだと考察できます。

アブダクションとの違い

UFO用語でいう「アブダクション」とは、異星人(エイリアン)や未確認飛行物体(UFO)に、ヒトや動物が拉致された状態を指します。

アブダクションに関して、科学的には証明されてないものの、体験者たちは、共通のパターンや類似した体験を語っており、このことが信憑性を支持する要因とされてます。

「キャトルミューティレーション」は、「動物が異常な状態の死体で発見される未解明の現象」であり、「アブダクション」とは、「ヒトや動物が異星人に連れ去られた状態」を表す言葉です。

『ダンダダン』では、これらのUFO専門用語もアレンジされてる場合があります。

まとめ

『ダンダダン』の作中、牛がUFOに吸い込まれる場面とキャトルミューティレーションに関して

  • 牛がUFOに連れ去られたのはシャコ星人によるもの
  • シャコ星人の病気の息子を救うため牛乳が必要だった
  • 牛が連れ去られるのは「キャトルミューティレーション事件」をアレンジして表現されてる
  • このことをキッカケにシャコ星人はオカルンやモモたちの味方になる

などのことが分かりました。

『ダンダダン』の物語では、オカルト的な要素を引用しつつ、オリジナルストーリーが展開され、それによってキャラクターたちにも奥行きのある存在感があります。

2024年10月からはTVアニメも放送開始されるので、楽しみにしていてください。

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