「ダンダダン」は、「ジョジョの奇妙な冒険」のパクリ?とか、他の作品のオマージュ?という声が読者から上がっています。
この点に関して作者は、「意図的な模倣ではない」とコメント。確かに、このような話はアニメが注目されるとよくあることなんですね。
そして読者の一部ではパクリを強く批判する声がある一方、「さまざまなオマージュが多用されて元ネタを知っていれば2倍楽しめる」と、歓迎する声も聞かれます。
では実際「ダンダダン」は、「ジョジョの奇妙な冒険」のパクリなのか?ほかにもオマージュされてる元ネタにはどんな作品があるのか?調べてみました。
【パクリとオマージュの違い】
『パクリ』とは、オリジナル作品をそのまま流用(コピー・トレース)したことが誰の目にも明らかであること、またはそれが疑わしいものに対して使われます。
『オマージュ』とは、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作することを指す用語。しばしば「リスペクト(尊敬・敬意)」と同義に用いられます。
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ダンダダンは「ジョジョの奇妙な冒険」のパクリ?
ダンダダンっていくらなんでも他の作品パクりすぎじゃないですか?
勘が鈍い私でもわかるような描写がゴロゴロあります。ジョジョが好きなのも分かりますし、全く違う作品を作るのが無理なのも分かりますけど、あまりにも取り入れすぎてオマージュの域超えてる気がします
中略
補足すると私はダンダダンのことが嫌いなわけではないんです…
Yahoo知恵袋より
沢山の漫画が出回り、読む媒体も増えた昨今、全く被らない作品を描くには限界があるかもしれませんね。
ダンダダンの作品に関しては、絵も巧く展開や発想の意外さ、敵キャラの独特性などが好評で、作品自体の面白さや作者独自のスタイルも高く評価されています。
ダンダダンのジョジョっぽいシーン
「ジョジョっぽい」とよく言われるのが、第2話の上記シーン。モモの「いいんだよこれで、この深さがいいんだ」というセリフ、言い回しがジョジョのスタンドバトルの典型的展開だといわれます。
「ダンダダン」の物語が始まり、序盤でこの場面が登場したので「ジョジョ」ファンが敏感に反応したのかもしれません。
その他にも、「マヌケ」「ドグサレ」「~よお」などのセリフや言い方に、強く「ジョジョ要素」を感じる人が多いようです。
読者からの評判
「ダンダダン」の人気は、キャクター設定と独特な世界観にあります。
個性的なキャラクターに、舞台が異世界というストーリー展開に読者は引き込まれ、バトルシーンも魅力的。「ジョジョ感」を認めつつ、ファンからは好意的に受け入れされてる印象です。
一方で、ダンダダンとジョジョを比較しすぎて楽しめない、という声も一部では聞かれます。
まとめると
- 一部のSNS上で「ダンダダンはジョジョのパクリ疑惑」が浮上してる
- 多くの読者は好意的に受け入れてる
- ダンダダンの作品としての人気は高いままである
- 一部のジョジョファンからは否定的
ということが分かりました。
作者のコメント
「ダンダダン」の作者・龍幸伸さんは、「ジョジョを含む多くの作品からインスピレーションを受けているが、意図的な模倣ではない」とコメント。
さらに、作品においては独自のストーリーとキャラクターを作り上げていると強調しつつ、ファンからの意見を受け止め、今後もオリジナリティを重視していくと述べています。
また、作者に対して「影響を受けていると感じる作品はありますか?」というインタビューでは
上山徹郎先生の『LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-』(小学館)です。小学生の頃から読んでいて、模写もしていました。それくらい大好きな作品ですし、間違いなく影響を受けていると思います。
中学生の頃に読んでハマったのは、三浦建太郎先生の『ベルセルク』(白泉社)。世界観が大好きですし、人間ドラマも重厚でしたね。
あとは、『ARMS』(皆川亮二、七月鏡一/小学館)、『スプリガン』(たかしげ宙、皆川亮二/小学館)、『AKIRA』(大友克洋/講談社)とか……。
「ダ・ヴィンチweb」より
アニメ「ダンダダン」は、いろんな作品からの影響を受けつつ、独特の世界観のある作品と言えるのではないでしょうか。
「ジョジョの奇妙な冒険」にも元ネタがある?
「ダンダダン」が「ジョジョの奇妙な冒険」に似ているという声がある一方で、「ジョジョ」にも映画やドラマ、小説などを元ネタにしていると思われる設定や描写が見られます。
例えば
- 「ジョジョの奇妙な冒険第1部・ファントムブラッド」、地中のディオがワンチェンの腕を掴むシーンは映画「キャリー」
- 「ジョジョの奇妙な冒険第2部・戦闘潮流」、ワムウの姿を消す風のモードの元ネタは映画「プレデター」
- 「ジョジョの奇妙な冒険第3部・スターダストクルセイダース」、タワー・オブ・グレー戦でしたに虫型が現れる元ネタは漫画「神の左手悪魔の右手」
全て憶測ですがキリがありません…
似ているとかパクリ?と感じるのは、第三者によるもので個人差はあるもので、後発組にとって”オリジナル”作品であっても、何にも似せずに作るのは不可能と言えるのではないでしょうか?
ダンダダンのオマージュ元ネタ
「ダンダダン」は、「ジョジョ」だけでなく他作品にも似てる?オマージュ?と言われる元ネタがあります。
オマージュされてる元ネタ?
「ダンダダン」は、UFOや幽霊、妖怪との”オカルティックバトル&青春物語”という設定で、単なるバトル漫画ではな、頭脳戦に近いものがあり、発想的にはGANTZに近いと言われます。
また、「ダンダダン」に登場する宇宙人のシャコ星人、第3巻ではセルポ星人と合体するのですが…その姿はバルタン星人にそっくりです。
モモの幼馴染のジジに関しても、「冷水を掛けると邪視になり、お湯をかけるとジジになる」という設定が、「らんま1/2」にそっくりだと言われてます。
このほかにも、オカルンや愛羅の変身後が「BLEACH」のアランカルに似ている、バモラのスーツが「ゴモラ」にそっくりなどの声が聞かれます。
読者の反応
前述しましたが、パクリかオマージュかを判断するのは個人差があり一概には言えません。
作品をパクリとして読むより、オマージュ部分をギャグの一部として据え、楽しむのが良いのではないでしょうか?
まとめ
「ダンダダン」は「ジョジョの奇妙な冒険」のパクリか?他のオマージュされてる元ネタについて
- SNS上の一部でパクリ疑惑が浮上
- 読者の間では、批判的・好意的と意見が分かれる
- 作者は「意図的な模倣ではない」とコメント
- 「ジョジョ」以外にもGANTZやらんま1/2、BLEACHにも似ているといわれる
- どんな作品にも類似点はある
ということが分かりました。
作者は、「ぼく自身が描きながら楽しんでいるんですよ。だから、ずっと漫画を描いていたい。ひとりでも多くの方に作品を愛してもらって、息の長いマンガ家になることが目標です」と語り、漫画への愛情を感じられますね。
「ダンダダン」のコミックスは集英社から出版されており、2024年10月からTVアニメが放送開始するので、楽しみにしていてください。
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