『来世は他人がいい』の翔真は、背中には龍・両腕に鯉・肩から腕にかけてはソメイヨシノの刺青をしています。
組織の中では、「カタギの人に刺青を見せない」という暗黙のルールがあるのですが、翔真はあまり気にしてない様子。
というのも、翔真は15歳のときにヤクザの親分・染井蓮二に引き取られ息子として育ちましたが、組の構成員ではなく家族です。
ではなぜ翔真は刺青を入れたのか?その理由と絵柄の意味について考察してみました。
翔真はなぜ刺青を入れたのか?
翔真はそれほど大柄ではなく、筋肉はあるものの”ヤセの大食い”と言われるほどの体格。ですが、その体に彫られた刺青には、迫力がありカッコいいですね。
翔真は19歳の大学生ですが、背中から両腕までビッシリ、刺青があります。これだけ広範囲に刺青を入れるのは、相当時間が必要なので、染井家を出て大学生になってから施術したのかな?と思われます。
翔真の刺青:絵柄の意味
龍や鯉、鬼、生まれ年の干支にちなんだデザインは、江戸時代から人気のある絵柄と言われます。なかでも、龍と鯉は「昇り龍」・「鯉の滝登り」など、出世するイメージに繋がることからヤクザ界では好まれるとのこと。
翔真も龍と鯉を入れてますが、彼に「出世」の願望があるとは思えませんね。それより肩から腕にある「桜」がメインなのではないでしょうか?
ソメイヨシノ=染井吉乃
翔真にとって吉乃は、心から大切に思う存在なので、あえて「ソメイヨシノ」の絵柄を入れたと考察できます。
ちなみに、ヤクザの世界で「桜(桜吹雪)」の図柄を入れる人は少ないとされるます。過去におきた事件から、桜吹雪の刺青を入れると、みんな散ってしまうというジンクスがあるからです。
翔真が刺青を入れた理由
本人の口から語られてないので、その真意はわかりません。
ヤクザが刺青を入れる理由として
親からもらった身体を汚すことでカタギの世界と縁を切り、もう戻らないという決意の表明であると言われる。
PRESIDENT Onlineより
翔真は15歳のときに吉乃の祖父・蓮二の養子となり、すでに実の親との縁は切っていますが、刺青を入れることで「自分は一生、染井家の人間として生きていく」ことの証なのかもしれません。
翔真の刺青がカッコいい!
現代では、「タトゥー」とも呼ばれる刺青は、ファッションの一部と考える若者もいますが、反社会的勢力を連想する人も多いもの。
なので翔真もあまり深く考えてないのかもしれませんが…翔真ファンの中では「ソメイヨシノ」の図柄に関する意見が一致します。
刺青の図柄は吉乃を意味する
翔真が15歳で染井家に引き取られた経緯は、短編アニメ「二人は底辺」に描かれてます。この中で、翔真に染井家に来ることを決断させたのが吉乃でした。
なので、翔真にとって吉乃は「好き」というより、命を賭けられる大事な存在といえます。
翔真は吉乃より2つ年上ですが、吉乃のことを「吉乃さん」と呼びます。また、吉乃と話すときはタメ口ではなく、ほぼ標準語の敬語を使ってるんですね。
『来世は他人がいい』に登場する関西弁は、「大阪弁」ではなく「泉州弁」で、「泉州弁」には敬語がないとのこと。なので、翔真は吉乃と話すときは、標準語の敬語を使っていると考えられます。
翔真にとって吉乃は、家族以上に大切な存在だと言えるのではないでしょうか?
霧島の刺青は虎と龍
翔真とは何かと敵対する霧島は、背中に虎、両腕に龍の刺青が入ってます。彼はまだ17歳の高校生ですが…
霧島は、小学校5年生のときに、同級生に怪我を負わせる暴力事件を起こし、その後深山総長の孫として引き取られています。
ただ引き取られたのではなく、深山萼の所有物となり「死ねといえば死ぬ」という条件で、霧島は深山家で生活するようになったのでした。
なので、高校生とはいえ怪しいことにも手を貸してる様子なので、霧島にはそれなりの覚悟があって刺青を入れたと考えられます。
まとめ
翔真の刺青に関して
- 翔真は龍・鯉・ソメイヨシノの刺青を入れてる
- ソメイヨシノの図案は「吉乃」が大事な存在である証と考察できる
- 深山霧島は龍と虎の刺青を入れてる
暴力団(ヤクザ)=刺青と思われがちですが、強制的なものではなく、多くの場合は自主的に刺青を入れるとされてます。
刺青を入れるには、かなりの激痛に耐える必要があり、翔真や霧島にはそれなりの覚悟があってのことと思われます。今後、アニメの中でその真相が明かされるか?は不明ですが、今後の展開が楽しみですね。
『来世は他人がいい』は、2024年10月からTVアニメが放送開始。翔真と霧島の刺青にも注目してみてください!