映画「ゴーストバスターズ アフターライフ」は、前作から30年後を舞台にした作品で、かつてのゴーストや、ニューキャラのゴーストたちが登場します。
ここでは「ゴーストバスターズ」シリーズ、アフターライフに登場するゴーストたちとラスボスや謎のゴーストについて紹介。
ゴーストバスターズ アフターライフのゴースト一覧
映画「ゴーストバスターズ アフターライフ」の監督は、ジェイソン・ライトマンであり、80年代の「ゴーストバスターズ」の監督を務めたアイヴァンの息子です。
彼は、ゴーストのキャラクターを作るにあたり、84年に使っていた手法を取り入れることで、当時の雰囲気を感じられるゴーストたちを作り上げました。
マンチャー
映画の中で最初に登場するのは、新キャラのマンチャー。前作スライマーのレガシーを受け継くゴーストです。
金属を好んで食べ、特異な性質を持つ6本足のゴーストで、ぽっこりとしたお腹や、大きな口で金属をバリバリ食べる姿は、スライマーそっくりですね。
マンチャーはスライマーと同じ、浮遊性の蒸気ゴースト、最初は4本の腕と脚を持っていましたが、製作の過程で大きな口がお腹に移り、ぽっこりとしたお腹の上に2本の腕が生えたようなデザインに変更されました。
このキャラクターの製作には、約1年半の時間が費やされたといわれています。
テラードック:門の神ズールと鍵の神ビンツ
破壊の神・ゴーザの家来で足の早い2頭。
門の神とされるズールが雌で、鍵の神とされるビンツは雄。生命体に取り憑く能力を持つゴーストで、ピットブルとタスマニアデビルの混合がモデルになったといわれています。
ズールとビンツの見分け方は角。
ズールの角は下向きにねじれていて、ビンツの角はズールより少し大きく、上向きにねじれているのが特徴です。
ミニ・マシュマロマン
主人公のフィービーが通う学校の先生、グルーバーソンがスーパーのお菓子売り場で、かつての「ゴーストバスターズ」に登場したマシュマロマンを発見します。
マシュマロのパッケージから飛び出したミニサイズのマシュマロマンは、可愛らしい外見をしていますが、グルーバーソンの指に噛みつくなど、凶暴な一面も持っており、さらに大量発生したマシュマロマンたちは、店内でやりたい邦題暴れまわります。
シリーズ当初から登場するマシュマロマン、アフターライフではミニチュアサイズになって登場。さらに、「ゴーストバスターズ」最新作、フローズン・サマーでも大量発生して、大暴れするようですよ。
ラスボスはゴーザ?
ゴーザとは、ゴーストバスターズに登場するゴーストのなかでも最強の存在であり、最大の宿敵と言える存在、アフターライフのラスボスです。
ゴーザ
ゴーザとは、古代シュメール人の神話に登場する破壊の神で、いろんな姿に変える能力を持っています。
また、ゴーザは門の神ズールと鍵の神ビンツが人間に取り憑いき合体すると、現世に降臨することができるとされてます。
そのことに関しては、作品の中でポットキャストが見つけた書物で
「シュメール人は死者の国の存在を信じていた。そこは地面の下に広がる真っ暗な世界だ。死者の魂を支配する神の名はゴーザ、ゴーザを守るのが門の神と鍵の神。ゴーザが地上へ蘇り自由に歩き回るには、門の神と鍵の神が獣の姿にならなければならない。」
と書かれてましたね。
映画の中で、門の神ズールはフィービーの母キャリー(後にラッキー)に、鍵の神ビンツはグルーバーソン先生に取り憑き、二人が合体することで、最悪のラスボスゴースト・ゴーザが復活してしまいました。
謎のキャラクター:チェスの相手
フィービーがチェスをしていた相手は、祖父であるイゴン・スペングラー博士です。
フィービーたちが引っ越してきた屋敷では、度々超常現象が起きてましたが、そのなかでもフィービーはゴーストとチェスの対戦を始めます。
アニメ「リアル・ゴーストバスターズ(1986~1991)」によると、イゴンはチェスが好きだったと明かされています。
イゴンは、ゴーストバスターズが解散したあと、オクラホマ州サマーヴィルに移住し、その後もシャンドア鉱山やゴーザについて調査し対策を試みていました。
2021年ゴーザ復活が迫る頃、イゴンはそれを阻止するため、まず「鍵の神ビンツ」を捕獲。次に「門の神ズール」を捕まえるため、農場に仕掛けたトラップにおびき寄せますが、装置の不具合で失敗に終わります。
イゴンは、ビンツを捕獲したゴーストトラップを床下に隠しますが、ズールに襲撃され亡くなりました。
このような経緯があったからこそ、イゴンは屋敷に引っ越してきた家族に、自分の意志を伝えるため、ゴーストになったのかもしれませんね。
まとめ
ゴーストバスターズ アフターライフに登場するゴーストは、新キャラのマンチャーや、過去に登場したテラードック・マシュマロマン、ラスボスのゴーザ。フィービーの祖父、イゴン・スペングラー博士もゴーストになって登場します。
イゴン・スペングラー博士役を演じた、ハロルド・ライミス氏は2014年、アフターライフが公開される前に亡くなっています。今回の登場は、CGによるもので、代役を立てて撮影されたとのことでした。
ゴーストバスターズ アフターライフは、過去のシリーズを見てない人でも楽しめる作品になっています。