『甘神さんちの縁結び』は、「週刊少年マガジン」に連載中で、漫画累計部数130万部を突破する人気アニメ。2024年10月からはＴＶアニメも放送が開始されます。
一方『五等分の花嫁』は、2017年から「少年週刊マガジン」に連載され、2024年9月からは劇場版「五等分の花嫁＊」が公開予定です。
どちらも、「学業優秀な主人公」✕「美人姉妹」によるラブコメディで、読者からは「似ている」という声が聞かれます。
ここでは、二つの作品は本当に似てるのか？主人公の瓜生と風太郎の共通点について紹介します。
甘神さんちの縁結びと五等分の花嫁は似てる？
『甘神さんちの縁結び』のストーリーは、両親のいない学業優秀な主人公・上終瓜生が京都の神社「甘神神社」に引き取られ、居候すること。そして医者を目指すために猛勉強をする予定でしたが…
居候する条件として、「三姉妹の誰かと結婚し神社の跡継ぎ」となることでした。そこから、瓜生と三姉妹によるラブコメディーがスタートします。
一方の『五等分の花嫁』は結婚式当日、主人公の上杉風太郎が、妻と初めて出会った高校二年生の頃を思い出すシーンから始まります。
彼は成績優秀ですが、家庭の事情で借金をかかえており、それを返済するために将来の妻を含む、五つ子姉妹の家庭教師をはじめます。
やがて五つ子の中から、風太郎に恋心を寄せるものが現れ、彼を巡って恋のバトルへと進展します。
設定が似てる：主人公は頭が良い
『甘神さんちの縁結び』の主人公・瓜生は、医師になるため医学部を目指し、そのため毎日ストイックな程に勉強する、学業優秀な青年です。
一方『五等分の花嫁』の主人公・風太郎も、常にテストでは満点を取り、学年首席となるほど頭脳明晰であり、自分でも頭が良いことを自覚してます。
ヒロイン設定が似てる：姉妹である
メインキャラクターとなるヒロインが、どちらも”姉妹”という点では一致していますね。
ただし、『甘神さんちの縁結び』は、長女・夜重20歳、次女・夕奈17歳、三女・朝姫14歳の三姉妹で、彼女たちに血の繋がりはありません。
一方『五等分の花嫁』は一卵性姉妹で、一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子です。
ストーリー展開が似てる：結末は誰かと”結婚”する
『甘神さんちの縁結び』は、瓜生が三姉妹の誰かと結婚して、神社の跡継ぎになることが約束されてます。今現在は、ストーリーが完結していないので、誰と結婚するかは不明ですが…
一方の『五等分の花嫁』では、風太郎は四葉を選び結婚します。
瓜生と風太郎の共通点
『甘神さんちの縁結び』の瓜生
ナルシストな面がありツンデレな態度をとりますが、色恋沙汰には疎く三姉妹からは「上終うぶくん」と呼ばれるほど免疫力がありません。
彼が医者を目指すのは、多くの人の命を救い、自分が育った児童養護施設「きせき園(闘病中や病気で親を亡くした子どもが預けられる場所)」の子どもたちのためであり、心優しい青年です。
三姉妹とはぶつかり合いながらも心を通わせるようになり、次第に神社を守るため、誰かと結婚して跡継ぎになろうと奮闘します。
『五等分の花嫁』の風太郎
コミュニケーション能力が低く、高圧的な態度をとることもある風太郎ですが、本来は根が素直で思いやりのある少年。
妹に人並みの生活を遅らせたいという思いから、借金返済のために五つ子の家庭教師の仕事を引き受けるほど、妹思いの優しい一面があります。
勉強を教えるうちに五姉妹とも打ち解け、それぞれの悩みに対して親身に寄り添うこともあり、やがて彼女たちとは信頼関係以上の感情を勝ち得るようにもなります。
まとめ
『甘神さんちの縁結び』と『五等分の花嫁』が似てることに関して
- どちらも主人公の青年が頭が良い
- ヒロイン設定がどちらも「姉妹」
- ストーリー展開の結末は”結婚”すること
- 主人公の瓜生と風太郎、どちらも根が優しく信頼関係を築き上げる
などを紹介しました。
『甘神さんちの縁結び』の作者である内藤マーシーさんは、『五等分の花嫁』の作者・春場ねぎさんのアシスタントを務めた経験もあることから、作品に影響を受けているかもしれませんね。
また、アニメ作品の中では、設定やキャラクター・ストーリーが似てしまうのはよくある話。数多くの作品が世に出される中で、今までに全くない新しいアニメを描くのは、もはや不可能なのかもしれませんね。
私個人としては、『甘神さんちの縁結び』と『五等分の花嫁』、どちらも読みやすくおすすめなアニメです。
