人気漫画『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』に登場する朝倉シンは、エスパーの能力を持つ殺し屋で人気の高いキャラクター。
しかし、彼の幼少期や殺し屋になった経緯に関しては、多くの謎が残されています。
この記事では、シンの幼少期・アルカマルトの関係、殺し屋になった理由などを考察します。
「サカモトデイズ」シンの幼少期とアルカマルとの関係
シンの幼少期には多くの謎が残されていますが、まずは彼の生い立ちやエスパー能力を獲得するまでの経緯を見ていきましょう。
シンはアルカマル出身?
シンの0歳~6歳までについては詳細が不明ですが、アルカマルという組織と関係あったと思われます。
アルカマルとは、殺し屋連盟直属の児童養護施設で、身寄りのない子供たちを引き取り、幼い頃から殺しを教え込む施設。ちょっと怖いですね…155話では、シンかシンの親がアルカマルにいた可能性が示唆されています。
アルカマル出身の殺し屋ハルマがシンに、「お前幼少期はどこにいた?」と尋ねるシーンがあったり、アルカマル出身の殺し屋たちの特徴や能力をよく知っているこのことから、シンとアルカマルに何らかの関係がある?と考察できます。
しかし、シンがアルカマル出身であるという証拠は明らかになっていませんし、シン自身も自分の出自について詳しく語ることが無いため、謎のまま…
朝倉との出会い
シンは6歳の時に、「LABO」という政府非公認の科学研究施設に預けられ、そこで朝倉という研究者と出会い、彼に育てられることになります。
朝倉は当時40歳で、シンの育ての親となりました。朝倉がシンを預かった理由は、6歳まで一緒に暮らした安藤という人物が朝倉の旧友だったからです。
この安藤という人物の正体や、なぜシンを朝倉に預けることになったのかについては、まだ詳しく明らかにされていません。
朝倉はシンを単なる研究対象としてではなく、実の子供のように愛情を持って育てていたことが描かれています。この時期のシンと朝倉の関係は、後のシンの人格形成に大きな影響を与えたと考えられます。
エスパーになった理由
シンがエスパー能力を獲得したのは、LABOでのことでした。
ある日、シンは偶然朝倉が開発した薬を誤って飲んでしまい、それがきっかけとなってシンは人の思考を読み取る能力を獲得しました。この能力の覚醒により、シンの周囲の環境は大きく変化します。
他の研究員たちはシンの能力を気味悪がり、彼を避けるようになりました。
一方、シンも周囲の人々の本音を知ることができるようになり、それが彼に大きな精神的負担をかけることになります。
また、朝倉自身も自分の研究がシンに重荷を負わせてしまったことに、深い罪悪感を感じるようになります。朝倉はシンの能力を抑制しようと試みますが、うまくいきません。
シンのエスパー能力は、当初は半径20m以内の人の心を読むことができるというものでした。この能力は、シンの日常生活に大きな影響を与えただけでなく、後の殺し屋としての活動においても重要な役割を果たすことになります。
朝倉シンが殺し屋になった理由
シンがエスパー能力を獲得した後、彼はどのようにして殺し屋になったのでしょうか。LABOを出た後の空白期間と、殺し屋としての活動開始について見ていきましょう。
LABOを出た後は詳細不明
シンは9歳の頃、LABOを出て行くことになりました。これはシンの能力に対する周囲の反応や、朝倉との複雑な関係があったと推測されます。
LABOを出てから殺し屋として活動を始めるまでの期間については、詳細が明らかになっていません。
空白期間に何があったのか?シンがどのようにして殺し屋としての技術を身につけたのか?また誰に導かれたか?など多くの疑問が残されています。
一つの可能性として、この期間にシンがアルカマルと接触、あるいは出戻った?と考えられます。アルカマルは幼い頃から子供たちに殺しの技術を教え込む施設ですから、シンの殺し屋としての技術はアルカマルにあるのかもしれません。
また、シンのエスパー能力が彼を殺し屋の世界に導いた可能性も考えられます。人の思考を読む能力は、殺し屋として活動する上で非常に有利に働くからです。
殺し屋としての活動開始
シンが具体的にいつ、どのようにして殺し屋としての活動を始めたかは明確には描かれていませんが、21歳の現在シンは優れた殺し屋として活動しています。
シンの殺し屋としての能力は、彼のエスパー能力と関連しており、半径20m以内の人の心を読むことができる能力は、殺し屋としての仕事において大きな武器となっています。
さらに、シンは「未来視」という新たな能力を覚醒させ、この能力により脳の信号を読んで敵の動きを先読みすることができるようになりました。
ただし、この能力の使用には制限があり、1日に5分、0.5秒ほどの先読みしかできません。
シンの殺し屋としての活動は、彼の複雑な過去と深く結びついています。エスパー能力を持つがゆえに周囲から疎外され、孤独を感じていたシンにとって、殺し屋という職業は彼の能力を最大限に活かせる場所だったのかもしれません。
また、シンが殺し屋として活動する中で、坂本太郎との出会いは、シンの人生に大きな転機をもたらします。坂本との交流を通じて、シンは自分の能力を人を守るために使うことの価値を見出していきます。
まとめ
今回、朝倉シンの幼少期と殺し屋になった経緯について考察しました。
- 0歳~6歳まで:安藤という人物に育てられアルカマルと関係していたかもしれない
- 6歳~9歳まで:「LABO」という政府非公認の科学研究施設に預けられ朝倉に育てられ、エスパー能力を得る
- 9歳~現在に至るまで:詳細は不明、アルカマルと関係していたかもしれない
- 殺し屋になってから:坂本太郎と出会う
『サカモトデイズ』に登場する朝倉シンはいまだ謎の多い人物。今後、明らかになるか?も分かりませんが…
作品は、2025年1月からテレビアニメが放送開始されるので、今後の展開に期待しつつ、楽しみにしていてください。