2025年1月からアニメ放送が開始される『天久鷹央シリーズ』。
天医会総合病院の統括診断部を舞台に、天才診断医・天久鷹央と助手の小鳥遊優が活躍するこの作品ですが、統括診断部はどのような部署なのでしょうか?
ここでは、「統括診断部」について、設立の理由から役割など詳しく解説していきます。
『天久鷹央シリーズ』の統括診断部とは?
東京都東久留米市にある天医会総合病院。この病院の10階に診察室を持ち、屋上に医局を構える「統括診断部」は、通常の診療科とは異なる特殊な部署として描かれています。
統括診断部設立の経緯
統括診断部は、シリーズ開始の1年前に設立されました。設立の立役者は天久鷹央の父であり、現在の理事長です。
天才的な診断能力を持つ娘・鷹央の能力を最大限に活かすため、従来の診療科の枠を超えた部署として新設されました。
設立時から部長には研修を終えたばかりの鷹央が就任し、一般的な医局とは異なり、屋上には赤レンガ造りの平屋建ての建物「家」が建てられ、医局兼鷹央の住居として機能しています。
診断部の特徴とは?
統括診断部の最大の特徴は、その独立性にあります。病院内の各診療科から持ち込まれる「診断困難」な症例に対し、診療科の垣根を超えて対応することができます。
また、屋上の「家」には無数の「本の樹」と呼ばれる、本やDVDが積み上げられた塔があり、小学生の背丈ほどにも及びます。これは鷹央の持つ膨大な医学知識の象徴であり、統括診断部の特異性を表現する重要な要素となっています。
統括診断部の役割
統括診断部は、一般的な診療科とは異なる特別な役割を担っています。その特徴的な業務内容と診断手法について見ていきましょう。
主な仕事内容
統括診断部の主な役割は、院内の各科で「診断困難」とされた症例の解決です。通常の診療では原因の特定が難しい症例や、複数の症状が絡み合う複雑な事例を扱います。
また、警察からの依頼で、事件性のある医療事案にも対応します。特に、医療が関係する不可解な事件の解決において、鷹央の診断能力が大きな力を発揮します。
独自の診断手法
統括診断部の診断手法は、鷹央の特異な能力を中心に組み立てられています。アスペルガー症候群によるパターン認識能力の高さと、映像記憶能力を活かした詳細な症例分析が特徴です。
また、小鳥遊優との二人三脚による診断も重要な特徴です。鷹央の天才的な洞察力と、小鳥遊の細やかな患者対応が組み合わさることで、より正確な診断が可能となっています。
統括診断部のメンバー
統括診断部は少数精鋭のメンバーで構成されており、それぞれのメンバーが独自の役割を持ち、チームとして機能しています。
天久鷹央
統括診断部の部長を務める天久鷹央は、27歳の女性医師です。小柄で童顔のため、高校生、時には中学生に間違えられることもありますが、その診断能力は病院内でも群を抜いています。
アスペルガー症候群と広義のサヴァン症候群による超人的な記憶力・計算力・知能を持ち、一度見たものは決して忘れない映像記憶能力の持ち主です。この能力を活かし、難解な症例を次々と解決していきます。
小鳥遊優
統括診断部に所属する内科医見習いの小鳥遊優は29歳。もともとは外科医として5年間のキャリアを持っていましたが、内科医に転向し、統括診断部に配属されました。
鷹央から「小鳥」というあだ名を付けられ、時に下僕扱いされることもありますが、鷹央と患者やスタッフの間の「通訳者」としての重要な役割を果たしています。お人好しな性格で、鷹央の傍若無人な言動と周囲との間を取り持つ重要な存在です。
その他のメンバー
統括診断部には研修医の鴻ノ池舞も所属しています。凄腕の診断医である鷹央に憧れ、様々な形でサポートを行っています。初期は鷹央に話しかけるのも恐れ多いと言っていましたが、次第に信頼関係を築いていきました。
鴻ノ池は普段はおどけた様子を見せていますが、急患の受け入れの際はテキパキと対処するなど、高い実力を持っています。また、合気道の経験を活かし、事件解決時に実力を発揮することもあります。
まとめ
天医会総合病院の統括診断部は、通常の診療科とは一線を画す特殊な部署として描かれています。
- 病院内の各科や警察からの困難な症例に対応
- 鷹央の特異な能力を中心とした診断手法
- 少数精鋭のチームによる問題解決
- 屋上の「家」という特殊な医局の存在
天才診断医・天久鷹央の能力を最大限に活かすために設立され、診断困難な症例や医療にまつわる事件の解決に大きな役割を果たしているのです。
2025年1月からはテレビアニメが放送開始、統括診断部の活躍がどのように描かれるのか?是非楽しみにしていてください。
※本記事は2024年11月現在の情報を元に作成しています。